おぐろ 弘 市議会だより「第91号」(平成29年)

12月定例議会は、12月4日から6日までの3日間開催されました。一般質問は私を含め5人。質問する議員が固定化してきています。傍聴された方は4日が1名、5日は5名、6日は8名の合計で14名でした。

「12月定例議会より」

★新庁舎建設は基本設計・実施設計の発注へ

いよいよ新庁舎建設への基本設計・実施設計の予算が計上されました。平成29年度から平成31年度までの継続費で、合計9,566万7千円になります。

新庁舎建設に「市町村役場機能緊急保全事業債」という有利な起債(借金)を借りることが出来ますが、平成33年3月に建物が完成しているのが条件です。したがって、今後のスケジュールは相当厳しくなります。

基本・実施設計は一括発注のプロポーザル方式。12月中に公告し、来年2月には業者選定となります。

基本設計は来年2月下旬から8月を工期とし、実施設計は来年9月から平成31年6月上旬までに仕上げ、建設工事はその後1年9ヵ月しかありません。

基本設計が完成すると、市民の皆さんに「意見募集」を行い、「市民説明会」も開催の予定です。

★公民館・体育施設の管理運営は「市の直営」に

砂川市は公民館や体育施設の管理・運営について、公共施設の経費削減やサービス向上のため「指定管理者制度」を導入してきました。これまでは「NPO法人ゆう」が行って来ましたが、本年度末で指定管理者をやめます。

しかし、新たな指定管理者が見つからず、市は公民館、市営野球場、総合体育館など11施設を直接運営することになりました。

私の質問に対し『今後も指定管理者となる団体を探していきたい』と話しました。

★市立病院に勤務希望の助産師に修学資金貸し付け

これまで看護師のみの貸付制度でしたが、助産師も修学資金として月額15万円を無利息で1年間貸し付けられる条例の改正が行われました。

目的は助産師確保のためです。ある一定の期間、砂川市立病院に勤務をすると修学資金の返還が全部又は一部免除されます。

「私の一般質問より」

【北光小学校の複式学級化について】

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砂川市の教育委員会は、北光小学校の現2、3年生が来年4月に2学年合わせて16人以下になった場合、複式学級にする方針を打ち出しました。

同じ北光小の現4,5年生は16人以下でも市費による教諭を雇い単式学級を維持しているのにです。

さらに、私が調査した結果、今年3月下旬に前北光小校長名で「16名以下になっても単式学級を維持する」とのお知らせを保護者に出していました。私は前校長と市教委の方針の違いを指摘し、答弁を求めました。

高橋教育長は『保護者から問い合わせがあれば回答する』とのみ答えました。また、『今後、複式か単式かと言う部分だけの説明会は予定していない』とも話しています。

市教委では平成30年度から市内の小中学校の再編を検討する方向性も今議会で打ち出しました。

私は、たとえ複式学級になってしまうにも、もっと丁寧な説明をする、子ども達や保護者に寄り添った教育委員会であってほしいと思います。

【市営野球場の活用について】

総工費約5億円をかけた市営野球場の改修も今年の12月いっぱいで終了します。そこで、今後の活用策について聞きました。

市営野球場は芝が完全に根付くのを待って来年9月ごろのオープンになるそうです。また、平成31年度以降の活用としては、日本ハムファイターズ2軍戦の招致や愛知県内の大学の合宿に市営野球場を使用してもらうように積極的なPR活動を行いたいと答えています。

私からの一言

clip_image00212月議会の一般質問は5名でいつも同じ議員が質問する傾向が強まっています。

また、11月6日から8日までの三日間、市民の皆さんに身近な議会を目指す一環として「議会報告会」を開催しました。参加者は合計34名と少なく残念でしたが、今後も続けることを確認しています。

さて、1年4ヵ月後には市議選が行われます。私は議員定数について条例定数14名ではありますが、現状13名でやれていますし、前回の市議選は無投票であったことも踏まえ、13名に削減すべきと考えています。

皆様の議会に関する率直なご意見をいただければ幸いです。