おぐろ 弘 市議会だより「第93号」(平成30年6月)

6月定例議会は、6月11日から13日までの3日間開催されました。一般質問は私を含め6人。傍聴された方は合計で17名でしたが、13日の一般質問二日目が9名で一番多く、少し傍聴される方が増えたのは6月1日号の「広報すながわ」に議会開催の折り込みチラシをお願いしたからかもしれません。

「議員定数を1名削減!」

これまで「議会改革特別委員会」で議論してきた議員定数問題ですが、今議会で1名削減し「13名」にする条例が提出され全会一致で可決されました。来年4月に予定されている市議会議員選挙から適用になります。

私たち「市民の声」は一貫して定数13名を主張してきましたが、ぎりぎりまで全会一致になるとは思いませんでした。

これで来年4月の市議選は選挙になる可能性が高くなったと思います。自分が落ちるかもしれませんが、やはり議員は市民の皆さんの投票で選ばれなければならないと思います。

★「新庁舎建設について」

現在、行なっている基本設計は7月中旬に完成し、その後、住民説明会やパブリックコメント(意見募集)で市民の皆さんの声を反映しながら、平成31年6月までに実施設計が完成します。そして、平成33年3月末までに新庁舎は完成する予定です。

★「除雪グレーダー購入費」・・・3,948万4千円

冬の除雪に必要な除雪機械のグレーダーが古くなって新車を購入します。すごく高い予算で驚きますが豪雪地帯に欠かせないものです。

以前のグレーダーは平成9年に購入したもので馬力も落ちていたとのこと。国の補助金が1,665万3千円ついたので購入することになりました。

★「心臓カテーテル医療器具」の購入費・・・7,236万円

頻脈性の不整脈を根治する装置を購入する費用です。薬物療法を行わない代表的な最先端の治療法で、循環器内科医師が着任したことにより必要になりました。

★「石山中学校生徒玄関屋根改修工事費」・・・約282万円

昨年12月、生徒玄関正面の落雪物損事故がありました。今回の工事は玄関正面に雪が落ちないように屋根の形状を変える改修工事に要する費用です。

「私の一般質問より」

【砂川高校の大規模改修について】

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写真は砂川高校の生徒玄関ですが、経年劣化が進んでいるのが分かります。以前から質問していた大規模改修がいよいよ始まります。

市教委の答弁では、7月から校舎改修工事として屋上防水シートの張替え、外壁の塗装、窓枠、ドアーなど外部建具の修理など外部改修が行われます。事業費は1億5,360万円。今年度は第一期工事で、来年度には内部改修の予定と答弁がありましたが、その事業費は公表できないとのことです。

道教委の内部改修の基本的な考え方は教育環境の改善、建物の耐久性の向上などです。単位制の特色を生かす改修については砂川高校が道教委に対し独自要望を行っていると答弁がありました。

市内唯一の砂川高校は3学年で9クラスに減ったとはいえ、大切な高校です。大規模改修によって校舎も一新し、生徒確保に頑張ってほしいと思います。

【シングルマザーに嬉しい移住施策について】

砂川市内では看護、介護、保育職など女性に適した仕事の人材不足で困っています。そこで、都会のシングルマザーを子育て支援の充実した砂川市に移住してもらう提案をしました。

札幌を含む都会の人には砂川市にこんなに立派な市立病院や介護施設があるのが分からないと思います。うまく発信できれば人口減少に歯止めがかかるのでは。

【図書館の雑誌コーナーの充実について】

図書館の雑誌コーナーがちょっと寂しいので、企業、団体、個人から1年単位で寄贈を受け、企業、団体の場合はファイルの裏表紙に「PR広告」を掲載するなどして、充実をすれば、もっと気軽に図書館に立ち寄ってもらえるのではないかと提案しました。

私からの一言

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砂川高校の大規模改修の件ですが、私は平成26年3月に早く実現するよう質問をしています。やっと今年度から改修が始まるのは良いのですが、市教委は昨年2月に実施設計が行われる情報を持ちながら、これまで議会に何の報告もありませんでした。私は全く理解が出来ません。

外観も新しくなり、単位制の特色を生かす内部改修も行なわれれば、生徒募集に弾みが付きます。市内唯一の高校を大切に守りたいです。