路線バス「焼山線」の地域説明会

昨日午後6時30分から東地区コミュニティセンターで「路線バス焼山線の現状」について地域説明会が開かれました。関連する町内会には回覧で事前に知らされていました。

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私も雨は上がっていたので、車の運転は無理と判断し、歩いて行って来ました。

地域住民の出席は私を含めて6名でした。写真右に写っているスーツのお二人は中央バス関係の方です。

まず、担当である市民部市民生活課の職員から現状について説明がありました。

昭和63年、国鉄の歌志内線廃止に伴う代替バスとして運行された「焼山線」です。多い時には年間7万5千人に利用されていましたが、今は砂川北高校も廃校になり利用者は三分の一まで減少しています。

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「焼山線」は砂川市立病院前から晴見団地や希望学院前を通って歌志内市街を往復する路線バスです。

そして、「歌志内線」は滝川ターミナルから砂川を通って砂川高校→上砂川町→歌志内市街→赤平昭和を往復する路線。

歌志内の人にとっては砂川まで来られる両路線ですが、利用者数の違いに驚きました。

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今、一番問題なのが赤字路線を維持する経費負担のことです。昨日の説明会で出された負担額の推移ですが、国鉄の歌志内線が廃止された時、国から8千万円をこえる補助金が出て、砂川市は基金として確保。そこから毎年の赤字補填額を払ってきました。(毎年500万円程度)

ここからはさらに問題です。バスを運行する経費と赤字補填については上の表のような仕組みですが、平成30年10月から国の補助金が利用者数の減少によって打ち切られることになるそうです。

完全に国の補助金がなくなった状態での砂川市、歌志内市の赤字補填額の試算が棒グラフのH31です。

試算では砂川市分の赤字補填額で950万円だそうで、平成32年には基金残額が底をつきます。

私も質問をしました。焼山線は砂川市民ばかりではなく歌志内市民も利用していて赤字補填額も多いです。そこで、住民懇談会が開かれたと聞く歌志内の皆さんはどのように考えているのか聞きました。

歌志内の方々は歌志内線を利用する場合が多いそうです。しかも両路線とも赤字負担をしている現状から、さらに増える「焼山線」への赤字補填負担は厳しいので、歌志内線の存続に力をいれるべきとの声が多かったと聞いているとの答えでした。

説明会に参加した皆さんの声としては『残るんなら残してほしいけど・・・』『これ以上無理かも・・・』がほとんどで、絶対反対の声はありませんでしたが、今後の推移を見守りましょう。