おぐろ 弘 市議会だより「第94号」(平成30年9月)

9月定例議会は、10日(月)から開会の予定でしたが、6日午前3時8分に発生した北海道胆振東部地震の影響で全道的に長い停電になったため、一日延期して11日(火)から行われました。

また、一般質問もいつもより多い7名だったため、会期は4日間としました。今議会の傍聴者数は11日4名、12日(一般質問の日)3名、13日(一般質問の日)15名、14日は1名の合計23名でした。

「合同墓は10月に使用開始!」

DSC04242

9月議会で墓地条例の一部が改定され、北吉野墓地内に整備された「合同墓」が10月1日から使用開始されます。

墓石の大きさは横1.3m、縦1m、幅25㎝で、写真の後ろ側にある納骨口から市の職員が立ち会い、遺族が直接納骨する方式です。

合同墓は1500体まで受け入れ可能。使用料は8,000円(納骨時のみ)で、その後の維持管理費などはかかりません。

私は個人的にも、社会経済委員会の視察でも見て来ましたが、合同墓の周辺に木や花を植えるなど、今後の環境整備が必要だと思っています。

「福祉複合施設」のボイラー修理の助成費 ・・・ 3,000万円

「砂川福祉会」は社会福祉法人で、現在、宮川町にある福祉複合施設と福寿園を運営しています。

今回の福祉複合施設のボイラー修繕のための助成は条例に基づく措置ですが、社会福祉法人とはいえ民間企業への税金の投入はしっかりとしたチェックが必要だと話しました。

JR砂川駅の「待合室」設置の設計委託費 ・・・ 132万9千円

砂川駅の札幌に向かう上り線のホームに待合室を設置してほしいとの要望は以前からありました。これまではエレベータ設置と同時でなければ出来ないと言われて来ましたが、今議会で測量設計の委託料が計上されました。待合室は幅2m、奥行4mの予定ということですが、今年のものにはなりません。完成は来年の秋の予定とのことです。

「私の一般質問より」

【市立病院の入院患者に図書館図書の貸出しについて】

市立病院には図書コーナーがありますが、図書の種類が限られています。そこで、入院患者さんに図書館の本を貸出せると入院患者さんへのサービスの一環になりますし、図書館も図書の貸出し冊数を増やせると思い質問をしました。

答弁では、市立病院でボランティアさんを募集しながら「実施する」方向が示されました。市立病院と図書館のコラボで入院患者さんへのサービス向上が図られるのですから良い取組みだと思います。まずは実現してほしいです。

【市民活動団体への支援について】

市内にはボランティア活動や街づくり活動などをおこなっている団体が数多くあります。二つの質問をしました。

  1. 団体の活動や事業を市民活動推進補助金として支援する「(仮称)まちづくり基金」を作ったらどうか。
  2. 市民活動団体が一堂に会し、各団体の活動を紹介する「(仮称)ボランティア祭り」を開催する考えについて聞きました。

「まちづくり基金の創設」も「ボランティア祭りの開催」についても、市長が聞き取りしている限り、『必要ない!』と言われている皆さんが多いそうで、残念ながら実現しそうにありません。

私が団体の皆さんから聞くのはその逆で、『必要!』と言われます。民と官との協働を進めるのには大事だと思っていますので、これからも提案していきたいと思っています。

【駅前地区の活性化に資する利活用について】

「駅前地区」とは旧パーラーグランドの建物と駐車場を含む地区です。私が質問で言いたかったのは、最近の「街づくり等」の重要な会議で市民代表として参加する皆さんの顔ぶれがあまりに固定化し過ぎているような気がしています。

そこで、今後の中心市街地の活性化を考える会議は、民も官も、これからの砂川を背負って立つ若い皆さんを中心にやっていってほしいと話しました。市長と私は同じ世代ですが、私達にはその道筋をつける役割があると思います。

将来の砂川に責任を持てる世代が「街の賑わい」、「中心市街地の活性化」、「砂川の未来」を考えてほしいと思います。

私からの一言

イラスト

砂川市議会では議会の様子を知っていただく取組みとして本会議場の質問・答弁を聞くことが出来る「音声データ」を公開しています。

パソコンやスマホで聞けます。特にスマホでは手軽に聞けてお勧めです。砂川市のHPの組織と仕事→砂川市議会→音声データの順です。

一般質問での私と市長のここでは書き切れないやり取りを聞いていただけたらと思います。また、10月25日には「議会報告会」が交流センター「ゆう」で午後と夜に開催されます。是非、お越しください。