おぐろ 弘 市議会だより「第96号」(平成31年3月)

3月定例議会は4日から12日までの9日間でした。一般質問は4名で、今議会の傍聴者数は合計31名。一般質問が行われた5日が15名、6日が8名と多かったです。さらに市役所3階大会議室で行われた予算審査特別委員会にも3名の方が傍聴に来られました。少しずつ傍聴される方が増えています。

全小中学校にエアコン設置!」

地球温暖化の影響でしょうか、北海道でも30℃を超える日が多くなってきました。砂川市では国の熱中症対策と教育環境を改善するための補助金(事業費の1/3)と後年度60%が交付税算入になる「学校教育施設等整備事業債(借金)」を活用して小学校5校、中学校2校にエアコンを設置します。

全小中学校に83台のエアコンを設置しますが、セントラル方式ではなく各教室にエアコンと室外機を取り付ける方式で、維持管理費は一日5時間使用するとして1年間の電気代は小中学校7校で60万円と試算されています。

現在、砂川市教育委員会では「小中学校の適正規模・適正配置」の検討中で、私は『統廃合が考えられるが、廃校になるかもしれない学校があるのにエアコンを設置するのはどうなのか?』と聞きました。

答弁は『統廃合については何も決まっていることはなく、まだまだ時間がかかることであり、エアコンの設置が無駄になるとは考えていない』とのことでした。

私は子ども達の教育環境が改善され、一般財源の持ち出しも少ない事業だと思い賛成しました。

★市道「東1線」のクランク交差点の解消が近づく

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市道「東1線」は中央小学校の前を通る道路ですが、JRの狭いガードを通る市道「南1丁目線」との交差点がクランクになっていて、その解消が要望されていました。

現在、クランクをS字カーブにする工事が進められており、新年度予算でパンケ歌志内川に架かる「下吉野橋」の架け替え工事も予算計上されました。

今後、工事のため通行に不便な時も増えると思われますが、市内を南北に結ぶ交通量の多い道路ですから早い完成が望まれます。

「私の一般質問より」

【市役所庁舎内の禁煙について】

砂川市の公共施設で喫煙場所があるのは市役所庁舎だけでしたが、今年7月に「改正健康増進法」が施行されるのに合わせて敷地内禁煙にするとのことです。

私は、市長も議員も4月に選挙があるのだから、市長の任期中の4月から禁煙にするべきと話しましたが、何の話題性もない7月からになります。

【ふるさと納税返礼品の充実について】

砂川市の平成30年度のふるさと納税の寄附額は2億5千万円で、滝川市の場合は7億円を超えたそうです。

それぞれの返礼品を比べると、品数や写真写りなど滝川市の方が優っていると感じます。そこで、砂川市でもまだまだ隠れた逸品もあると思います。滝川市のように外部事業者への委託までいかなくても、せめて市内の法人、団体、個人事業者に「広報 すながわ」で呼びかけるように話しました。

【砂川高校の出願状況について】

今年の砂川高校の最終出願状況は76名で、このままでは現在の3間口を維持できなくなってしまう可能性が高いです。質問の中で間口減の影響を聞くと『学級数の減に伴い、配置されている教職員数の減員が予想されるところであり、今後における中学校卒業生の進路選択に影響を与えるものと考えております。』と市教委は答えています。

2021年に滝川高校普通科が1間口減になることは決定しているので、砂川高校の3間口は是非、維持したいところです。しかし、中学校卒業生の推移を見ると、平成30年と比較して3年後には178人の減少が予想される厳しい状況が続きます。

市内唯一の高等学校を残すためにも砂川高校の魅力がアップするよう砂川市全体で取り組んでいきたいです。

【市営野球場の利活用について】

答弁では『中体連北空知野球大会、砂川軟式野球連盟が主催共催する野球大会、市内軟式野球チームの練習及び練習試合。さらに、春季北海道高校野球空知支部予選大会及び道内の社会人野球チームと大学野球チームとの練習試合も予定されている』とのこと。

5億円をかけて改修工事をした市営野球場ですから、おおいに利活用されて、砂川市の明るい材料になるようたくさん営業してほしいと話しました。

私からの一言

3月議会は私の6期目の最後の議会でした。4月の市議選ですが、今のところ定員を2名オーバーする厳しい選挙となる予定です。

議会は行政をチェックする役割を担っています。そして、議員は発言・質問をすることで市民の皆さんの声を反映させるのが大切な仕事です。

私は6期24年間、そうしてきましたし、今後もそうしていきます。

4月14日の告示日まで1ヵ月を切りました。 頑張ります!