おぐろ 弘 市議会だより 第80号(平成27年3月議会)

相当タイトな日程になっていますが、HPの更新は?市議会だよりのUPは?とのお話があり、頑張ります。

<おぐろ弘 市議会だより 第80号>

3月定例議会は、3月9日から17日までの9日間開催されました。一般質問は私を含め、3人(議員数13人中)だけでした。今議会の傍聴者数は、10日6名(一般質問の時)、13日8名(総括質疑の時)、あとは3日間に1名ずつで合計17名でした。

約6億7千万円の債権放棄

㈱砂川振興公社の解散にともない、砂川市の権利を放棄するもので、砂川市が振興公社に貸していた5億2千万円と、振興公社が民間金融機関から借りていた1億5,750万円の損失補償をしていたため、変わって返した分、合わせて6億7千万円を超える権利を放棄しようとするものです。

弁護士の見解では、法的な責任は生じないとのことですが、㈱砂川振興公社の解散に伴い、多額の損失を市民に与えたという道義的な責任はあるのではないかと思います。

議会としても、振興公社設立以来、平成19年4月まで取締役として3名の代表を送り、経営に参画しておりましたので、その責任は同じようにあると思います。

平成19年5月からは、チェック機能を高めるため、議会は取締役を辞退し、年に1回でしたが、振興公社の予算・決算審議の際、私も経営への危惧、ゴルフ場利用者増への提言など質疑を毎回行ってきました。しかし、今、この時を迎えることになってしまい、とても残念です。

今後、二度と同じような事を起こさないためにも、議会の大きな役割の一つである「チェック機能」を高めなければならないと意を強くしているところです。

<平成27年度一般会計より>

☆ふるさと納税の返礼品代・・・5,855万円

私が昨年9月議会で「ふるさと納税の充実」を質問しましたが、ソメスサドルのバッグなど特産品を充実させた結果のようです。

都会の納税者が地方を応援する制度ですが、砂川市では寄付額の半分程度を返礼品代として予算を取っています。平成27年度の寄附金額は何と1億2千万円となる予定です。

寄せられた寄附金をどう有効活用させるのか、しっかり考えなければなりません。

☆公民館の耐震化改修の事業費・・・54千万円

耐震補強と外壁改修、トイレの洋式化、内装改修、内窓に樹脂サッシを増設する断熱改修など大規模な改修を行う工事費ですが、国の補助などを有効に利用し、一般財源は約1億円となります。

<私の一般質問より>

【市役所の建替えについて】

相変わらず市長の答弁は『市民の声を聞いて・・・』と煮え切らないものでした。『総務部長の時から言っているが、市民の使うところが優先で、役所は最後だ。』と市長は言いました。

私は『役所は市民が使わないのですか・・・。市役所は民のに立つではないのですか。』と話しました。

私は高齢者ケアセンターと複合化して、街なかに建設し砂川市の活性化に繋げるべきだと思っています。

【市職員の提案制度について】

 砂川市には「職員提案規程」がありますが、平成10年から実施されていないそうですが、昨年10月には「少子化」と「定住化」について職員からの提案を理事者が求め、かなりの提言・提案があったと聞きました。どう生かされていくのか楽しみです。

【砂川高校の出願者大幅減の要因について】

平成27年度の出願者数は定員160名に対し、91名と大幅に減少しました。他の近隣自治体のように高校に対し交通費の助成など対策を取らなければならないと話しました。

残念ながら、教育委員会の危機感が答弁から伝わりませんでした。市内唯一となった高校を守っていかなければなりません。

【市内小中学校の空き教室について】

児童・生徒の減少で空いている教室はあっても、

全く使われていない教室はゼロ、と予想通りの答弁でした。

総合福祉センターの地下にある中央学童保育所と旧南保育所にある南学童保育所が古くなって環境が悪いです。

 空知太小学校にある学童保育所は体育館やプール、グランドが使えるので、何とか市民部と教育委員会が協力して空き教室の有効活用を望みたいものです。

私からの一言

「いよいよ選挙です」

今回の「おぐろ弘市議会だより」は第80号となります。議会ごとに一般質問を欠かさず行ってきましたので、20年間で80回連続です。

いよいよ4月26日(日)投開票の砂川市議会議員選挙が近づいてきましたが、6期目の挑戦のため街を回っています。

多くの方々に出会い、多くのご意見、ご要望を伺っています。この出会いが、次の質問に繋がりますよう頑張ります。