社会経済委員会の「懸案事項」の続き

今日も30℃超えですが、朝晩は少し涼しくなっています。さて、7月29日に開かれた「社会経済委員会」で報告された建設部と経済部の懸案事項の続きです。

(建設部)

★JR砂川駅設備改善事業について

上り線プラットホーム内の待合室は供用を開始しましたが、エレベーターの設置については、JR北海道と一定の方向性を見出すところまで来ています。

しかし、昨年9月に発生した北海道胆振東部地震により、ブラックアウト対策が急務となったほか、北海道新幹線札幌延伸事業や北海道ボールパークの開業に伴う北広島駅改修事業等の対応等によりJR北海道の作業が停滞している状況ですが、引き続き、早期の事業着手に向けた取り組みを進めていきたい。

★南1丁目線整備事業について

南1丁目線整備事業とは、JRの線路を潜るガードを拡幅するものですが、平成19年度の調査委託によりますと、総事業費が約40億円と積算され事業が凍結されています。

今後においては、労務・資材単価の上昇などにより、事業費も更に多額になると考えられますので、今後の財政状況等も踏まえながら、事業の実施等について検討していきます。

★砂川市公営住宅等長寿命化計画の推進について

「砂川市公営住宅等長寿命化計画」は令和3年度に計画期間を終えることを踏まえ、中長期的な管理計画を定める必要があることから、引き続き、調査等を行うとともに、検討を進めていきます。

(経済部)

★事業継承に関する取り組みについて

砂川市では経営者の高齢化が進み、主に後継者がいないという理由で廃業する事業者が増加しています。今年度は砂川商工会議所会員にアンケートの対象を広げて現状を把握し、円滑に事業継承等が行われるよう、外部専門家を招へいするなど事業継承に関する取り組みを積極的に展開するようです。

★耕作放棄地等の発生防止対策について

1. 担い手への農地の集積

2. 新規就農者の拡大

3. 農作業受託組織等への支援

4. 基盤整備の促進

などの対策を図りながら耕作放棄地の発生防止に努めることとしています。

★農作物の鳥獣被害防止対策について

エゾシカ、アライグマによる農作物の被害は、鳥獣の生息分布の拡大、耕作放棄地の増加に伴い増加傾向であり、近年は熊の出没情報も多発し、農作物の被害だけではなく人的被害も懸念されます。

今後も、「北海道猟友会砂川支部」及び協議会との連携を強化しながら被害防止に努めます。

以上が各部の懸案事項です。