小中学校適正配置計画検討委員会を傍聴

8月30日午後6時から公民館第2研修室で開催された「砂川市立小中学校適正配置計画検討委員会」を傍聴してきました。

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第1回目の検討委員会で委員さんより要望が出ていた「教育委員会のたたき台」が『策定例~基本方針に基づく「考察資料」~』として提出され、そこが中心の第2回目でした。

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上の写真は検討委員会で配布された資料です。

私もとても興味があった策定例から紹介します。

※なお、策定例については参考資料も合わせてA4版20ページですが、以下のものは私がまとめました。

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(学校規模の適正化)

学校規模の適正化は学校の統合により確保する。

(学校規模)

〇小学校

小学校においては全校を統合の対象として1校に集約することが適当と考えられる。

なお、1校に集約する場合は、学校施設の規模から許容可能な範囲にある砂川小学校に全て集約するものとする。

※1校とする場合の受け入れ可能な学校は、既存の学校施設の規模では、砂川小学校のみであるが、施設老朽化や学校の位置は関連する施策にも影響することを鑑みて、砂川小学校利用が妥当かどうか、検討が必要と考える。

〇中学校

中学校においては、砂川中学校、石山中学校を統合し、砂川中学校に集約するものとする。

※利用する学校校舎は建築年及び施設規模から、砂川中学校としているが、小学校と同様の理由で十分な検討が必要と考えられる。

(学校の配置場所)

学校教育・指導体制の充実や校舎・関連施設の安全性への配慮を優先させるべきであることから、小学校と中学校は隣接させるなど、可能な限り、近接な位置に配置することとする。

(スクールバスの運行)

自宅から学校までの通学距離が小学生4㎞以上、中学生6㎞以上の児童生徒を対象とする。また、児童生徒の体力増強に配慮し、特別に停留所を設けず、統合により利用しなくなった校舎を起点(集合地点)として活用する。

(小中一貫教育の推進)

小中一貫教育に関しては、教育効果を高めるうえで有効な施策であるとして、今後、保育所・幼稚園、高校との連携も鑑みて、小中一貫小学校・中学校を設置・確立することが望ましいと考える。

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2回目の検討委員会は20名の委員中18名の委員さんが出席して午後8時までいろいろな角度から質問や意見が出されました。

今後、検討される資料と合わせて会議録も公開される予定ですが、私が傍聴している限り、市教委の提出した「策定例」に沿ったご意見が多かったように思います。

ただ、委員さんが住んでいる地域、現在の通学の状況などから小学校は2校に統合するべきとするご意見もあって集約にはまだ時間が必要と感じました。

私は30数年前の学校統廃合議論のど真ん中にいました。旧中央小学校の閉校時、そして、新中央小学校の開校時にPTA会長を務めるという経験をしています。

検討委員会でまとまったとしても、現場に入った時、いろいろな角度からの活発な意見が出てくると思います。

私は、この小中学校適正規模・適正配置の検討を通して、今後の砂川市の学校教育がどうあるべきか、議論の高まりを期待します。