厚労省の公立病院「再編・統合」の動き

今日は寒い一日でした。雪虫を見たような気がします。

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上は道新の記事です。厚労省が診療実績の少ない公立病院の再編・統合に向けて病院名を公表したという内容です。

上の記事は空知管内で7病院の名前が公表されたと書かれていますが、元のネタが知りたくていろいろ調べていると、厚労省のHPにありました。

厚労省ワーキング2

上の写真のページ「地域医療構想に関するワーキンググループ」の参考資料に診療実績データの分析結果が公表されていました。

厚労省ワーキング

なかなか分かりづらい資料ですが、興味深い内容です。表の上の緑色の部分は「B類似かつ近接」。青色の部分は「A診療実績が特に少ない」を分析したものです。

Aは●が診療実績が特に少ないことを示し、Bは●が類似かつ近接することを示しています。また、Aの該当数が9またはBの該当数6のものを「再検証要請対象病院」として病院名を公表。

上の写真では小さすぎて分からないと思いますが、中空知管内の病院でも公表の対象とはならないまでも実は厳しい結果が出ています。

ちなみに砂川市立病院は「A診療実績が特に少ない」の小児医療に●が一つ付いているだけでした。

市立芦別病院はAが9、Bが6で公表の対象になりました。あかびら市立病院はAが8、Bが5のギリギリ。滝川市立病院はAが6、Bが4でけっこう厳しい評価です。

中空知広域医療圏の医療全体を守るためにも再編・統合は避けて通れない問題であり、関係機関の早い対応が求められています。