砂川市立小中学校適正配置計画検討委員会

昨日は朝からチラチラ降っていた雪も午後からは本格的になり積雪状態になりました。そのような中、午後6時から公民館で開かれた「砂川市立小中学校適正配置計画検討委員会」の傍聴に行きました。

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公民館1階の第2研修室で開催され、8月からの会議は第4回目となります。ここで、改めて委員さん達の構成を。

教育委員会委員(4名)、社会教育委員委員長、教育委員会事務事業外部評価委員委員長、校長会会長・事務局長、PTA連合会正副会長、さくら保育園保護者の会会長、ひまわり保育園保護者の会会長、空知太保育所保護者の会会長、天使幼稚園園長、天使幼稚園父母の会正副会長、町内会連合会会長、民生児童委員協議会副会長、商工会議所会頭、青年会議所専務理事の20名です。

昨日の主な協議事項は下の写真、「適正配置計画(案)策定案(たたき台) 要約資料」を中心に進みました。

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検討委員会の方向としては、小学校を1校・中学校も1校で進んでいます。ただ、かなり長い時間議論を重ね、6.の(1)小中一貫教育については、小中一貫型学校と義務教育学校の設置を両論併記と変更するよう確認がされています。

昨日の会議は私も心配していた案件が二人の委員さんから出ていました。それは、「(統廃合について)地域の反対はないのか」、「地域に反対されたらどうする」、「人数が少ないので統合するでは(地域で)納得されないのではないか」、「地域の意見は聞かないのか」です。

この質問に対する教員委員会事務局は「平成30年の基本計画策定で各団体(11団体)に意見を聞き、学校統合は必要だとの結論をいただいた。また、基本方針(案)についてパブリックコメントを実施し(意見1人1件)、学校統合に同意をいただいたと思っている。しかし、適正配置計画(案)がまとまったら学校区ごとに説明に入りたい」と答えました。

〈小中一貫教育のデメリットは?〉

私がこれまで、検討委員会の傍聴や会議録を読んでいて気になるのは、小中一貫教育に対するメリットは述べられていますが、デメリットについてほとんど触れられてないことです。

一般的に言われる小中一貫教育の「デメリット」とは

  • 実態として中高一貫教育・中高一貫校の方が重要となっている
  • 中学受験で外部に出るのは特殊な事例となる
  • 中学校の目新しさが失われてしまう
  • 小1と中3は差がありすぎる
  • 中学生の悪い影響を受ける可能性に配慮が必要
  • 学年数が増えて施設利用の調整が必要に
  • 小学校卒業の達成感がない・薄れる
  • 小学校高学年のリーダーシップや自主性が養われない
  • 人間関係が9年間固定化しやすい
  • 学校が巨大化し目が届きづらくなる恐れ
  • 学校統廃合に利用される恐れがある

その他にも昨晩の議論の中で出ていた「小学校の先生と中学校の先生では意識の差が大きい」との不安も現場経験のある委員さんから出ていました。

「砂川市立小中学校適正配置計画検討委員会」は12月17日(予定)の第5回をもって最終回になるようです。

また、今後は小中一貫教育については専門的な協議会を設置すべきとのご意見も出ていましたが、この検討会の皆さん以外に「専門的な協議会」はどのような皆さんで構成されるのか気に掛かるところです。

8日に行われた「砂川市立小中学校適正配置計画検討委員会」の会議資料、会議録は近い内に砂川市のHP「砂川市立小中学校適正配置計画検討委員会の会議記録を公開します」にUPされると思います。

皆さん!今後の砂川市の学校教育の方向を決めることなので、大いなる関心をお寄せください。