おぐろ 弘市議会だより「第100号」(令和2年3月)

新型コロナウイルスの大きな影響が出ていますが、3月定例議会は9日から18日までの10日間、日程通り終わることができました。一般質問をおこなった議員は13人中5名で、傍聴の方にも手の消毒とマスク着用をお願いしました。一般質問が行われた10日に4名、11日も4名の方が傍聴され、いつもより少なくはありましたが、会期全体では11名の皆さんが傍聴されました。

「乳幼児等医療費助成が拡大に!

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私がこれまで議会で提言してきた「中学生までの医療費無料化」は実現しませんでしたが、現状より少し改善されました。

小学生について、通院に関しては非課税世帯の自己負担が「3割」から「無料」に課税世帯は「3割」から「1割」に助成拡大されました。令和2年度の制度の開始は乳幼児医療受給者証が発行される8月からになります。

★「市役所新庁舎は来年3月完成予定」・・・34億6,241万9千円

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左の写真は1階の基礎部分が完成した新庁舎の建設現場です。今年11月頃までには外観が見え、令和3年3月末までに工事終了予定です。新型コロナウイルスの影響を受けずに完成し、来年5月連休明けに引っ越しが迎えられると良いですね。

完成した新庁舎を中心に砂川市がより活性化することを願っています。

★「市営テニスコートの大型改修工事」・・・2億2,980万円

財源内訳は後年度に70%が交付税算入される「過疎対策事業債」が1億8,920万円、スポーツ振興くじ助成金が4,057万円。最終的な砂川市の一般財源は5,678万円の支出です。

「私の一般質問より」

【ネイパル砂川の改築について】

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道立子どもの国に道立青少年体験活動支援施設「ネイパル砂川」があります。この施設は昭和51年に建設され平成28年には耐用年数を超えて老朽化が著しくなっています。

「ネイパル砂川」は年間13,000人もの宿泊客が訪れる砂川市にとって大切な施設で、是非、早期の改築を望むところです。

市長は「空知地方総合開発期成会を通じてこれまでも要望をしているが、子どもの国に新しい施設を作るなど、北海道の力の入れ方が違ってきたと思っているので、何とか見える形で改築になるよう頑張っていきたい」と答弁しています。

【砂川高校の出願状況について】

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砂川高校の令和2年の出願状況は65名で定員120名を大きく下回りました。このままでは1年、2年とも2学級になってしまいます。その大きな原因の一つとしては、市内中学卒業生(132名)の内、砂川高校に出願したのは31名だったことです。市内の中学卒業生も行きたいと思える砂川高校にしなければなりません。

先生の加配もある単位制をしっかり維持し、砂川市唯一の高校を残すため市長の決意を聞きました。

市長は「私の母校ですから思い入れはたくさんあります。これからは、砂川高校をどうするんだとの気運になり、市民全体で『何とか砂川高校を残そう!』という意識のもと、市長と一緒に外に向かって発信していただきたい」と話しました。

私からの一言

1月28日に道内初の新型コロナウイルスによる感染者が出てから、小中学校の休校、イベントの開催中止、外出の自粛などが続き市内経済にも多大な影響が出ています。早い収束を望むばかりです。

話は変わりますが、平成7年4月に市議会議員に初当選以来、一度も欠かさず行ってきた一般質問。そして、議会終了後、毎回作り続けた「市議会だより」が「第100号」になりました。昨年4月の市議選から早一年が経とうとしていますが、これからもしっかり行政をチェックしてまいります。