6月議会「私の一般質問」から①

6月17日に終わった6月議会ですが、私の一般質問は3項目。

  1. 公立高等学校配置計画案について
  2. 小中学校適正配置基本計画について
  3. コロナ禍における市立病院の影響について

でした。少しずつ報告していきます。

〈公立高等学校配置計画案について〉

6月2日に道教委が公表した「公立高等学校配置計画案」。砂川高校は1学年3学級の定員が2年連続で1学級減となり、このままでは来年の定員は2学級(80人)になってしまいます。

そこで、市教委の3学級維持に向けての行動を聞きました。

(1)3月定例会以降、3学級定員を守るための動きについて

新型コロナウイルスの影響もあり、今は道教委に「意見書」を提出しているだけです。私は危機感の欠如だと思います。

国の「公立高等学校の適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律施行令」(文科省の担当に電話取材)によると、単位制の場合、1学年2学級では教員の加配(加算)がつかないそうです。

そうなれば、単位制の魅力が減少します。単位制はいろいろな教科が選択できるところが最大のメリットだからです。

(2)公立高等学校配置計画案によると、来年度から滝川高校は単位制を導入すると示されているが、以前から分かっていたのか。

私は6月3日の道新朝刊の「滝川に単位制導入」の見出しを見てビックリしたのと同時に『滝川市はそこまでやるか!』と思いました。

砂川高校が単位制の魅力を前面に打ち出して生徒募集を行っていてもなかなか厳しい状況にあるのに滝川高校に単位制導入とは・・・。

市教委は道教委から何も聞いていなかったと答弁しています。道教委の秘密主義が徹底していると言わんばかりですが、多分、あまり道教委に顔出しもしていない影響が出ているのだと思います。

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(3)9月に道教委は公立高等学校配置計画を決定するが、定員3学級を維持するための今後の戦略は。

市教委は市内各団体と今後、話し合いを詰めて、7月を目途に書面を持って要望に行くと答えました。

実は、来年は滝川高校普通科は1学級減となります。つまり、40人が受験できなくなるのです。砂川高校の今年の新入生は65人でしたので、81人確保するのにあと16名足りませんでした。

今年の出願状況からすれば滝川高校の1学級減で29人が滝川市内の高校に入学できなくなるため、そのまま砂川高校を受験してくれれば、3学級は維持できると思われます。

ところが事態はそう簡単ではありません。来年(令和3年度)の中学校卒業生は深川市を除いて空知北学区では「65人減」になるので、たとえ、道教委が来年度は定員3学級を維持してくれたとしても、相当「戦略」を持って頑張らないと自滅しかねません。

私は、数合わせばかりを言ってきましたが、本来、砂川高校は『入学した子ども達が砂高を卒業して良かったと皆に言えるような高校であってほしい』と思っています。

新しい校長先生のもと、市教委も協力して3学級をまず確保。そして、滝川とは違った「良さ」を持つ高校になることを願っています。