6月議会「私の一般質問」から②

〈2. 小中学校適正配置基本計画について〉

砂川市教育委員会は小中学校適正配置基本計画を策定しました。5月29日に開催された総務文教委員会では教育長が自ら適正配置計画を説明し、続けて保護者及び地域の皆様への説明会で説明する事項とし、小中一貫教育について、かなり踏み込んだ発言をしました。

私が一番気になるのが「義務教育学校設置の場合の小学校建設は砂川中学校隣接地に建設する計画でありますが、その場合において渡り廊下等で結ぶ構造となるか、一部機能が一体となった構造となるか検討することとしております。」の部分です。

私は総務文教委員会という公的な場で教育長が発言した一部の内容を撤回するよう求めました。

そもそも、小中学校の統廃合については「小中学校適正配置基本計画」がやっと策定され緒に就いたばかりです。

(1) 小中学校適正配置基本計画の保護者及び地域住民への説明会実施の状況について。

説明会は新型コロナウイルスの影響で開催できず、2学期以降の早い時期に行いたいとのこと。

(2) まだ、計画の説明会が始まる前ですが、教育長の上記のような発言は、今後、策定される実施計画(仮称)の最終段階のような内容です。なぜこのような発言をされたのか伺います。

教育長の発言で「近接地」はほぼ砂川中学校の敷地内だと分かります。

すな中グーグル

上の写真はグーグルマップの砂川中学校を上から見たものですが、市内5校の小学校を1校にした新設小学校をどこに建てるのでしょう。

また、当然、小学校の体育館は必要でしょうし、プールは?となると小中一貫となったグランドはどこに作るのでしょう。

もっと考えなければならないのは、砂川中学校は平成7年に建設されました。すでに25年が経過していますし、統廃合は令和9年頃と計画されていますので、その頃には大型改修か建替えをしなければならない時期になります。

小中一貫教育の「義務教育学校」を作るのであれば、新しい場所に新しい校舎の選択肢も十分あるとは思いませんか。

今後の将来ある砂川の子ども達が素晴らしい環境の中で素晴らしい教育を受けてもらえることを切に望んでいます。

そのためには中途半端な学校づくりだけはしないでほしいと思います。