小中学校適正配置説明会(北光小学校)

本日、午前10時30分までに北光小学校に行く途中です。とてもイチョウの黄葉がキレイで思わず車を停めました。

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本日の「砂川市小中学校適正規模・適正配置説明会」は北光小学校(児童数47名)で午前10時30分からでした。これまでの説明会は小中学校では午後6時、午後6時30分で行われてきました。

理由を聞きますと、本日の北光小学校は授業参観日で、なるべく多くの保護者が参加できるようにこの時間を設定したそうです。

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北光小学校の説明会の参加者は37名(内教職員2名)。質疑応答の時間も1時間7分とこれまでで一番長く、多かったです。

いつものように私のメモによる質疑応答を箇条書きします。

  • 中学校が統合されれば石山中に入学するメリットがないので、砂川中に入学したい。に対して、正当と認められる特別な理由がある場合通学区域外の就学は認められるが、統合を理由に認めれば学級編成に影響がでる。統合を理由にどの位の区域外就学を希望されるのか状況を見ながら考えたい。
  • 小中一貫のメリットは書かれているが本当にそうなのか?(他にもあったので書かれているメリットは以下の点です)

小中

教育長は小中一貫教育について、これまでの国が特区から制度化した説明と英語の授業が小学校1年生からできること。中一ギャップが解消されること。一人の校長になるので、9年間の教育課程を実行しやすいと答えています。

  • 小学4年生の娘がいる。統合時は中学2年生になるが、制服は石山中のものだが統合中学校ではどうなるのか?に対して、制服については基本計画合意後の準備委員会で検討するが、統合されても買ってしまっていれば石山中の制服を着ることになる。
  • スクールバスで北光小を停留所とするようだが、北光地区にも停留所が欲しい(要望)
  • スクールバスは土日運行がない。土日の部活の時、スクールバスは出ないのか?に対して、スクールバスの土日運行は、教師の働き方改革による部活の在り方も含めてこれから検討する。
  • 小中一貫教育のメリットは書かれているがデメリットはないのか?に対してデメリットはあえて見つけられないが、不安があれば出してほしい。
  • 石山中は人数が少ない。少ない子が多い所に行く対策は?に対して、小中連携は事前に行うので統合後、初めて顔を合わせることはない。コミュニティスクールでPTAを含めた地域連携を進めたい。
  • 合意が早まれば統合の実施時期を早めるとあるが、年度の途中もあるのか?に対して、今は4月当初の学期の始めと考えている。
  • 中学校の統合時、制服の違いが砂中:石中が100:30になり、子どものメンタルに影響が出ると思う。同じ制服になるよう市が持って(予算化?)くれないか?に対して、制服も実態に合った検討をしたい。
  • 「統合はしない」は無いのか?に対して、7校の合意が遅れれば「統合しない」はないと思うが、統合が遅れることはある。
  • 小中一貫教育のメリットとして中学校の不登校の減少とあるが、無くならないと思う。小さい所でもあるのだから大きくなればなおあるのでは?に対して、不登校は統合に関わらず今もある。小中一貫で不登校が無くなったとの事例もあり、心配のところは十分に検討していく。
  • 今の6年生は令和7年に中学3年生、統合されるのなら早めに砂川中に通わせたいが?に対して、石山中校区にいて統合前に砂川中に行くは検討したい。
  • 具体的に不登校の対応は?に対して、まず状況把握を行ったうえでスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーが対応するなど、今でもケースバイケースで対応している。
  • カウンセリングでは十分ではなく、学習も遅れていくと思う。不登校が増える可能性もゼロではないので今後の対応を十分考えてほしい。(要望)
  • 検討した答えはいつ出ますか?に対して、市教委と当該学校PTA、当該保護者と話し合っていきたい。
  • 他の小中学校の質問はどんなものがあるのか知りたい。に対して、質問内容は公表する。真摯に協議検討をしたい。
  • 学校同士の交流がない。来年度以降の学校間の交流が必要だと思うが?に対して、十分検討をしたい。小小連携で行けば、今も空知太小と北光小の高学年で行われている。
  • 今は6年生が交流しているが遅いと思う。コロナの問題があるので難しいかもしれないが、検討してほしい。(要望)

1時間を超える質疑応答の中でいろいろな心配、不安、要望、提案、意見が出てきました。教育長も真摯に検討すると答えています。

今後の砂川市の義務教育の在り方を話し合っています。十分な議論が必要だと感じます。