砂川市立病院の「年頭のご挨拶」から分かること

砂川市立病院は第二種感染症指定医療機関であり、新型コロナウイルス感染症に日夜、立ち向かっています。

事業管理者  院長

市立病院のHPに平林事業管理者、田口院長、お二人の「年頭のご挨拶」を読ませていただいて、いろいろなことが分かりました。

★新型コロナウイルス感染症の臨床的特徴

  • 発症2日前の無症状の時期から感染力があること。
  • 多くは軽症で済むこと。
  • いわゆる三密状態で感染が広がりやすいこと。
  • 若者の多くは軽症で済むが高齢者が重症化しやすいこと。

当地域は高齢者が多く都会以上に注意が必要とのこと。

★市立病院は院内でのPCR検査体制を整備し、一部の救急患者に対して迅速判定を行っていること。

★市立病院では昨年の2月27日に初めて新型コロナウイルス感染症の患者を受け入れたこと。

★昨年5月までは、呼吸器内科医のみに任せるのではなく、各科の医師が当番制で診療にあたる体制(チーム・コビット)を作り対応していたこと。

★中空知在住の患者さんは少数で、主に中空知以外の道央圏から患者さんを受け入れていたこと。

★12月17日までに新型コロナウイルス感染症の入院患者を40数名受け入れてきたこと。

★新型コロナウイルス感染症は年齢により、症状、重症度が異なる恐ろしい感染症であること。

★60歳未満では、味覚、嗅覚が低下することがあるが、多くは無症状または風邪程度の軽症で経過する。65歳以上、特に80歳以上では重篤な肺炎になる場合があり、致死率は20%を超える状況であること。

お二人の言葉は臨床的な見地によるところであり、貴重なお話だと思いました。

砂川市立病院は中空知の中核病院として唯一の感染症指定病院です。病院スタッフの皆さんは本当に大変な状況の中、仕事をしていただいていると思います。

ご自身の体調にも十分留意をされ、今後ともよろしくお願い致します。