議会だより 第56号(2009年3月議会)
平成21年3月定例議会は9日から18日までの日程でしたが、実質的な審議は7日間行われました。7日間で傍聴に来ていただいたのは延べ21人の皆さんでした。今回は私も含めて7人の議員が一般質問を行いました。
介護保険料の値上げ
65歳以上の皆さんの介護保険料が基準額で4,300円/月となります。砂川市の高齢者の皆さんには、国民健康保険、後期高齢者医療制度など、社会保障に対する負担がとても重くなっています。
しかし、保険料がこれまでの3,200円のままですと、私の試算では、平成21年度の介護保険特別会計が約7,200万円の赤字になってしまいます。
砂川市は今後ますます高齢化率が高くなります。今後は「寝たきりにならない」、「介護サービスを受けなくても良い」、健康で安心して暮らせる施策の充実を要望するとともに、人口減少が続く砂川市が、単独で保険者となるのではなく、より広範囲な支え合いができるような介護保険制度を充実させるため、国や道に強く訴えるよう市長に要望し、賛成しました。
3月定例議会の報告
☆定額給付金の申請受付が始まっています。市内には総額3億円が給付されます。
☆子育て応援特別手当が第2子以降で4歳、5歳、6歳を対象に一人3.6万円支給されます。市内では260人が対象となり、936万円(全額国から)の予算です。
☆市立病院の収支で平成20年度は約8千万円の欠損が出ます。
これまで、順調に黒字経営が行われていた市立病院ですが、度重なる診療報酬の減少や、入院・外来の患者数が減っていることが原因で厳しい状態となっています。私は、質問の中で内部組織力の強化や徹底した支出の見直しを要望しました。
☆国の事業で地域活性化・生活対策に使える1億2千万円が予算化されました。砂川市では緊急を要する公共事業を中心に、雇用に繋がるような選択をしています。
☆これまで4回だった妊婦健診が14回になります。予算は約1千万円です。
☆小学校に特別支援員が2名配置されます。約300万円
☆(財)生涯学習振興協会が解散し、今後の公民館や体育施設の管理はNPO法人「ゆう」が指定管理者となって行います。
私の質問から
<スイートロード事業について>
(質問)
やっと「お菓子の街」や「スイートロード」など、多くの市民が市外の人に自慢できるような名物が広がり始めたところで、なぜ予算をなくすのかと話しました。
また、せっかく市の商工観光課が事務局になり、市内民間のいろいろな団体が入って「官民協働」で砂川市のイメージアップを図ってきた段階での予算削減は非常に残念なので、復活するように求めました。
(答え)
質問に対する市長の答弁は『これまで、市としては2千万円を超える補助をして「育成」してきた。今後は自己研鑽をして「一人前」になってほしい』というものでした。
今年からは新たにスイートロード事業を含めた中心市街地活性化事業として、砂川商工会議所を中心に組織された中心市街地活性化協議会が主体となって、商業の振興を行なっていくそうです。
<オアシスパークの活性化について>
市長は『「福祉の川づくり」としてオアシスパークを含む川との融合の中で患者さんの癒しになったらと動いている。石狩川建設部は良いと言っているが、維持管理が砂川市の大きな負担とならないように粘り強く交渉をしたい』と答えました。
私からは、民間活力によってオアシスパークにコテージの建設をして、宿泊客の誘致を図ったらどうかと提案したところ、前向きに検討したいと答えました。
<新規就農と移住・定住事業の連携について>
農業に従事される方々の高齢化が進み、砂川市の農業を守るためにも新規就農制度の充実は大切だと考えています。総務部で行っている移住定住事業との連動は今のところ行われていないようです。今後、例えば移住フェアなどの際、新規就農のパンフレットを置いたり、コーナーを設けるなど、共同した展開は考えていないのかと聞きました。
答弁では、『農業はそんなに甘くなく、移住定住とは相容れないところがある』と答えていますが、どんなチャンスでも市役所内で連携して一人でも人口を増やす努力が必要だと思います。
【私からの一言】
平成23年から始まる「第6期総合計画」が本格的に動き出します。私は、これからの砂川市のキーワードは「人口減少」、「超少子高齢社会」、「財政の縮小」であり、市民との協働、市民の行政参加は不可欠の要素であると思います。
今後は「自治基本条例」「市民参加条例」などの制定が必要だと考えます。しかし、残念ながら今議会を通じ、市長にはそれらの条例を制定する気持ちは全くないように感じました。
10年後には55歳以上の人口が52%を超える砂川市です。