砂川市の「新型コロナワクチン接種」について

昨日(19日)の臨時議会で、「新型コロナワクチン接種」の準備に係る経費が計上されました。まだ、国の方向も定まっていないことが多いのですが、私の質疑内容と合わせて報告したいと思います。

〈私の準備した質疑内容〉

新型コロナウイルス感染症拡大の収束は見えず、現在では11都府県に新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が出されている状況です。そのような中、新型コロナウイルス対策の切り札とされるワクチン接種に要する経費が提案されました。

新型コロナウイルスワクチンはこれまでのワクチンと生産方法が違い、人類にとって全く新しいワクチンであり、これまで想定しなかった、新しい副反応(副作用)が起きる可能性も考慮しなければならない。と言われています。今後、ワクチン接種を実施して行くにあたって以下について伺います。

  1. 接種は義務ではないと思いますが、砂川市のワクチン接種に向けた基本的な考え方
  2. 国は3社のワクチンを想定しているが、砂川市に入ってくるワクチンは
  3. 接種順位
  4. 接種までの流れ
  5. 接種場所
  6. 周知方法

という具合に作りましたが、私の質疑は最後になったので、他の議員とタブるところも多く、分かった情報を書いていきたいと思います。

(砂川市に入ってくるワクチンは?)

まだ、確定していませんが、答弁では治験の結果が早く出るファイザー社のものではないかと言うことです。

ワクチン

上の表は厚生労働省が出している資料によるものです。ワクチンによって保存方法、期間が違うのが分かると思います。

(接種順位)

DSC_4060 (2)

テレビのニュース画面ですが、昨日の答弁も同じで、補正予算は、まず65歳以上の高齢者に接種するための準備にかかる経費が計上されました。

(接種までの流れ)

ワクチン3

砂川市に在住する65歳以上の方が約6,500人になりますので、2回分の接種券を作成したり、同意書の発送、確認、接種日の設定などなど、少し考えただけでも大変な作業が予想されます。

(接種場所)

「ふれあいセンター」で集団接種を行います。

(砂川市のワクチン接種に向けた基本的な考え方)

こちらは市長に答弁を求めました。一番正確には砂川市議会のHPに音声データがUPされているので、そちらを聞いていただくことですが、以下に私が箇条書きします。

  • 新型コロナワクチンは現在、国が治験を行っている。
  • あくまでも国の方から出てきたものを市民に情報を提示し、市民は同意をして接種する。
  • 集団接種は以前、「ふれあいセンター」でインフルエンザワクチンを行っていた。
  • その当時は医師3名、看護師2名で行っていた。
  • ふれあいセンターの集団接種は初めて行うわけではないが、新型コロナワクチンは-75℃の冷凍で来るので、今後、国から詳しい取扱い方法が示されると思う。
  • 集団接種はずっと長い間「ふれあいセンター」で行っていたので経験はあるが、接種対象者を「密」にならないように、どうローテーションを組んで予約を取るのが一番問題になる。

新型コロナワクチンに関して言えば、報道等でも確定的なことは言われていませんし、国の資料を見ても手探り状態であることも分かります。

菅総理は『最後の切り札』と言っています。しかし、すでに接種が始まっている外国でもいろいろな問題が起きているようですし、砂川市の準備が順調に進むのかも心配です。

砂川市には正確で分かりやすい情報発信に努めてほしいですし、接種を受ける私達もしっかり考えて判断をする必要がありそうです。