おぐろ弘市議会だより「第104号」(令和3年3月)

3月定例議会は8日から17日までの10日間開催されました。新年度予算が提案されますので、1年間の議会でも一番長い議会になります。

一般質問をおこなった議員は4名で、傍聴された方は一般質問が行われた9日が6名、10日7名の合計16名でした。

「新庁舎5月6日に開庁」

新庁舎への引っ越し作業はゴールデンウィーク中に行われ、5月6日から業務が始まります。

市民の皆さんが一番利用される証明書等の発行窓口は一階に集められます。新たに、死亡に伴う手続き・相談窓口として「お悔やみ窓口」が設置され、手続きなどの負担軽減が図られるようになります。

また、市議会も4階に本会議場が造られ、6月議会からは本会議及び予算審査特別委員会の審議はインターネット中継も開始されますので、是非ご視聴下さい。

★「砂川市の基準介護保険料」は月額5,000円になります。

これまで月額4,600円(年収により増・減額します)だった介護保険料は月額5,000円になります。全国平均では6,000円を超えますし、空知管内でも安い方です。安くても高齢者が安心して地域で過ごすための施設整備はきちんとやってほしいと思います。

★「オアシスパーク管理棟」の駐車場拡大・・・4,500万円

ワカサギ釣りなどで利用されるオアシスパーク管理棟の駐車場が、今の3倍となる184台駐車可能になります。砂川市と開発局が工事を行い、降雪期前には完成予定です。

★総合体育館に「トレーニングルーム」が設置されます。・・・2,244万2千円

総合体育館の柔道場を改築し、健康・体力の増強につながる各種機器(23種類)を配備したトレーニングルームが8月末を予定にオープンします。指導には専門知識を持った「地域おこし協力隊」2名を募集し、効果的なトレーニングをしたいとのことでした。

★コロナ禍での経済対策支援・・・9,867万6千円

国から約1億6千万円が交付され、砂川市は中小企業振興対策として経営持続化給付金、タクシー会社への支援、30%上乗せの飲食業限定商品券、50%上乗せのプレミアム商品券などの事業を行います。詳細は市の商工労働観光課にお問い合わせ下さい。

「私の一般質問より」

【砂川駅前地区整備基本計画(案)について】

「砂川駅前地区整備基本計画(案)」が作成され、整備する施設内容や規模が示されましたので質問をしました。

★近隣の金融機関との連携について

答弁では北海道銀行(敷地の隣)、北洋銀行砂川支店と一体的な建設の可能性を協議したが、銀行の経済的理由により難しいと言っています。これに関しては完全にダメなようです。

★商工会議所、観光協会について

施設への入居を前提に基本計画を立てたとのことですが、会頭、会長以下事務局との話し合いしか行なっておらず機関決定はまだのようです。SuBACoは引き続き取り込んで行く考えと答えました。

★まちなかの賑わい創出のためのチャレンジショップ、スイートロードのアンテナショップ、物産販売などの固定店舗の考えは無く、ワゴン等でフリースペースや屋外広場で好きな曜日、時間で販売することにするとのこと。

善岡市長は『何となく砂川のまちは、休みの日でも平日でも色々なことをやっていますネ。との見える化が元気に繋がる。あまり得意ではない私が、いろいろな団体を巻き込むように行政主導でやってみようかな。』と答弁しました。

〈私の考え方〉

「旧パーラーグランド」の土地・建物を買うのに1.4億円。これからの総事業費は9.7億円と大きな金額です。この施設で「中心市街地の賑わい」を創り出す事業の数々を誰がどう企画し、どこが管理・運営を担うのか難しい問題が山積しています。

令和3年度は基本設計で建物の外観等が分かるようになり、令和4年度は建物を建設するための実施設計の予定です。

駅を挟んで東にある地域交流センター「ゆう」との差別化をしっかり図りつつ、相乗効果を出せなければ委託料が積み重なるばかり。ここは慎重に、しかも熱い議論を重ねなければならないでしょう。

コロナ禍で世の中がどう変わるのか分からない時です。結論を急がない方が良いと思います。

「私の一言」

砂川市の新型コロナウイルスワクチンの情報発信が不足しています。議会でも指摘しましたが、国の情報が変わるのでという事でした。

私の分かる範囲ですが、ワクチンは会場をふれあいセンターで「集団接種」。4月24日の週に500人分(2回接種)が届く予定です。市は施設に入所する高齢者から接種する検討をしていますが、確定ではありません。

皆さんが気にされているワクチン接種です。情報は早くほしいですネ。