おぐろ 弘 市議会だより「第81号」(平成27年6月議会)

6期目初めての6月定例議会は、6月22日から29日までの8日間開催されました。一般質問は私を含め9人と、これまでになく多かったです。また、傍聴される方もこれまでより多く合計27名でした。

「議会改革特別委員会」を設置

去る4月に行われた砂川市議会議員選挙において、砂川市始まって以来の無投票で14名が当選しました。

以前、市民の皆さんから議会の動きが見えづらい等の声が聞こえてきていました。

そこで、議会運営委員長になった私を中心に検討を重ねた結果、「議員定数及び議会改革に向けた調査研究を図るため」、特別委員会を設置することになりました。

だいたい2年間を目途に、5人の委員が徹底的に話し合い、活力ある議会に変えていきたいと心を新たにしていますのでご期待下さい。

<6月議会で分かったこと>

☆予約型乗合いタクシーは10月から運行

砂川市では高齢化が進み、車の免許証を返上される方も多くなってきました。これまでの調査運行をもとに検討されてきましたが、いよいよ10月から本格的に運行されることになりました。今後は、市内各地で説明会が開催されますので参加をお願いします。

☆私立幼稚園就園奨励費補助金が見直される

市立保育所の保育料が9月から10%軽減されます。そこで、これまで近隣市町より低く抑えられていた幼稚園の補助金も来年度に見直されることになりました。

平成23年、補助金の見直しを求める陳情書を提出する時には私も同行しましたが、やっと実現されることになりました。

☆学童保育所が小学校の空き教室で

福祉センターの中央学童保育所、旧南保育所の南学童保育所は施設も古くスペースも狭かったのですが、中央小学校、砂川小学校、豊沼小学校の空き教室が利用できることになりました。今後は利用児童の保護者の皆さんと市が話し合い、合意されれば来年度の早い時期に実現できるようになります。

☆スマートインターチェンジは8月8日に開通

これまで長年の懸案でした砂川ハイウェイオアシスからの車の出入りですが、スマートインターチェンジが8月8日午後1時から利用できるようになります。

今後は、この開通が街の活性化に繋がるように知恵を出し合わなければなりません。

<私の一般質問より>

【市内農業の今後について】

市内の農業従事者の高齢化率は58.1%。これは農業委員選挙の登録者による数字なので、基幹的農業従事者となれば、もっと高い率になると思います。このままでは市内農業は危機的な状況になると考えています。

若い農業の担い手について質問しました。新規就農に関して言えば、Uターンで後継者が就農する例はまずまずなのですが、新規参入者がなかなか増えません。

今後は「研修・住まい・農地・資金」に対する施策を砂川市全体で取り組む必要があると話しました。

【空き店舗助成の見直しについて】

砂川市には「商店街店舗整備事業に対する助成」と言う制度がありますが、空き店舗について融通の利かない規則があります。

私は市内商業地域に条例上の商売をする場合、空いている店舗、事務所、民家を問わず、助成対象とするように話しました。

経済部長は以前から見直しを検討していたということでした。それであるならば一日でも早く実現させることが肝心であると話し、市長の答弁を求めると『小黒さんと全く同じ考えであるので、できるだけ早く見直したい』と話しました。

【駅前歩道の通行止めについて】

現在、通行止めとなっている歩道は「道々砂川停車場線」で、その通行止めの要因は空き家の適正な管理がされていないためだと思っています。

駅前の歩道だけに歩く人も多く、車道を使っているのを見かけて気になっていました。私はこの件について、札幌建設管理部に行ったり、放置空き家の登記簿を取るために法務局に行ったりと調査を重ねてきましたので、早期解決を強く求めました。

市長は『砂川市ができることはやりたい。まず、危険とされている看板の撤去は代執行する』と力強く答弁しているので、少し前に進むかもしれません。

私から一言

「砂川駅のバリアフリー化」

市長は『駅の橋上化は駅周辺の整備計画が必要となり困難と考えた。しかし、せめて駅構内にエレベーターを設置したいので、JRと協議を重ねながらなんとかしたい』と話しています。

しかし、砂川駅の構造と自由通路の位置などを見ると、エレベーター設置もなかなか難題だと思われます。

私は今回、今すぐにでもできる最低限のバリアフリー、札幌方面に行くホームに「風除室」の設置をまずやってほしい、と言いました。これがあれば、冬期間、列車が到着するまでの凍えるような寒さを幾分でも緩和できると思うのですが・・・。