おぐろ弘市議会だより「第107号」(令和3年12月)

12月定例議会は6日から8日までの3日間開催されました。一般質問をおこなった議員はいつもの5名でした。質問する議員が固定化してきています。

傍聴された方は合計7名でとても少なかったですが、インターネット中継の視聴回数では6日が233回、一般質問が行われた7日が407回、8日は120回とインターネット中継の効果は出ているようです。

現在、YouTubeで録画配信も行われていますので、ぜひ一度ご覧ください。

〈福祉灯油事業を実施します〉

★ 福祉灯油助成費・・・966万円

最近、灯油価格が急騰しています。そこで砂川市は「福祉灯油」給付事業を以下の条件で実施することになりました。7,000円分の灯油券が給付されます。

〈対象世帯〉市民税が非課税である世帯のうち

  • 70歳以上の単身世帯及び夫婦世帯又は夫婦のいずれかが70歳以上の世帯
  • 70歳以上の方が同居する親族を扶養している世帯
  • ひとり親世帯は満20歳未満の子どもや一定の障がいのある子どもを扶養している
  • 重度身体障がい者の収入で生計を維持している世帯

詳細は12月15日号の「広報すながわ」や市のホームページをご覧ください。

★ コロナワクチン「3回目」の接種の経費・・・6,763万8千円

砂川市の3回目のコロナワクチンの接種は2回目の接種から8か月以上経過した市民の皆さんへ順次接種券が発送されます。

おおよその目安としては、11月下旬から医療従事者などへ接種券を順次発送し、12月から2月にかけて接種を行います。次に2月から高齢者などへ接種券を順次発送し、ワクチンの供給状況を踏まえ接種を進める予定です。

★ 子育て世帯への臨時特別先行給付金・・・9,943万6千円

国の「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」として、0歳児から高校3年生までの子ども1人あたり10万円相当の給付が行われます。(ただし所得制限があります)

砂川市では、先行給付として平成15年4月2日から令和4年3月31日までに出生した児童に対し、子ども1人あたり5万円が年内に口座振込により支給されます。

今後、残りの5万円がクーポン券になるのか現金になるのかは国の方針が示されていませんので現段階では分からないとのことです。

〈私の一般質問より〉

スクリーンショット (156)

左の写真は12月議会で私が一般質問をしているインターネット中継での一部を切り取ったものです。現在も市議会のホームページで「録画」をご覧いただけます。

『砂川駅前地区整備について』

今議会の一般質問は、中心市街地の活性化を目指す「砂川駅前地区の整備について」(旧グランドパチンコ跡地)に絞りました。

総事業費約9億7千万円が予定され、すでに土地、建物の購入費に約1億3千万円を投入している事業です。

議会に何の報告もありません!】

今年4月に基本設計が発注され、すでに12月となりましたが、姿、形が見えません。そこで建物のイメージを聞きました。答弁では『木造・平屋・屋外広場を広くする』とのことですが、角にある北海道銀行の建物は2階建て。国道から引っ込んで、平屋建てでは全然目立たないのではないかと思います。国道は一日3万台も車が通るのにもったいない!

賑わいの創出と魅力ある事業の内容の現状は?

10億円近い予算を使って建てる施設は「人が集まり、まちなかの賑わいをつくり出す拠点」が目的です。その目的達成に向けての現在の状況を聞きました。

答弁では『賑わいづくりに関しては、今後も市内の様々な団体、事業者の意見を聞きながら進めていきたい。』でしたが、来年4月には建物を建てるための実施設計の発注が予定される中、しっかりした方向性も定まっていないのには驚きました。

駅前地区整備事業における国の補助金について】

この事業について、過疎債(借金)は使えるものの国の補助金は「空き家対策総合支援事業」という古い建物を解体する費用の2/5の補助金だけです。

私の調査によると、施設建設について建築材料や人件費の急騰によって建設単価が以前に比べ「3割以上」も上がっているようです。この施設の建設費は約7億5千万円、その3割は2億2,500万円です。この段階でも指定管理者がはっきりしていない、目的もはっきり見えていない。私は質問の最後に、『古い建物は壊して駐車場にし、しばらく世の中の流れを見るべき』と話しました。

「私の一言」

11月18日に「議会懇談会」を開催しました。議会に対するご意見もいただきました。「毎回同じような議員しか一般質問を行っていない」、「議員の動きが見えない。もっと表に出たほうが良い」、「議会のブログやHPを作成し情報発信するべき。困ったときに誰に相談していいか分からない」、「議会の発信が弱い。市議会だよりは難しくて頭に入ってこない」。

厳しい内容が多く、今後も心して議員活動を行なってまいります。