臨時議会のその2

本日も晴れ、最高気温は21.6℃でした。

今日は19日(木)に開催される臨時議会の議案について、いろいろ考えたり、人に会ったり、電話をしたりでした。

臨時議会で気になるのは「義務教育学校建設 基本設計・実施設計委託」の3,845万7千円です。この予算は継続費の当年度分です。

継続費

継続費とは『ある目的のために2ヵ年以上にわたり支出すべき経費の総額及び年度割についてあらかじめ一括した予算として議会の議決をうけるもの』でして、臨時議会で可とすれば総額3億3,452万1千円を可とすることになります。

ここまで大きな予算を何で臨時議会で審議するのだろう?と疑問に思っています。臨時議会は基本的に予算審査特別委員会は開かれず、本会議場での質疑になり、砂川市議会のルールでは3回しかできません(予算審査特別委員会は一問一答)。

義務教育学校の予定地は現砂川中学校の敷地と義務教育学校基本構想で決めています。(下の写真)

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しかし、今年2月に新聞折り込みした「市民の声だより」で書いたように、基本構想では建設形態は「既存の校舎(砂川中学校)を改修し小学校相当部分を増築する」と「既存の校舎を活用せず新築する」の両論併記になっています。

一番肝心な所が決まっていないまま建物を建てる基本設計・実施設計に入れるのでしょうか。私は砂川市で大型事業で通常行われる、基本構想→基本計画→基本設計→実施設計→建設の順を踏むべきと思っています。

特に、義務教育学校は今の5つの小学校、2つの中学校を統合後に1校とし、小学校6年、中学校3年の「6・3制」の義務教育課程をガラッと変えて、校長先生も一人の「4・3・2制」に変える一大プロジェクトです。

基本構想で決まっていないことがたくさんあるのに、このまま設計の予算を通して良いのかナァーと頭の中は疑問がグルグルと駆け回っています。