おぐろ弘 市議会だより「第114号」(令和5年9月)

9月定例議会は11日から13日までの3日間開催されました。一般質問をおこなった議員は前回と同じ9名で、傍聴された方は合計で16名でした。

インターネット中継(録画)では、議会中・議会終了後2日間で1,300回余の視聴がありました。

〈旧中央小跡地に生協が進出〉

【旧中央小学校跡地の売却】・・・1億4,600万円

中央小跡地

旧中央小学校跡地(市有地)を「生活協同組合コープさっぽろ」に1億4,600万円で売却する議案が提出され、議会は全会一致で可決しました。

(私の質問)

売り払う土地は「第1種住居地域」となっていて静かな生活環境です。

大型店舗の建設・開業と共に、周辺を通行する車の量が昼夜問わず大幅に増えることと思います。また、商品等の搬出入も早朝、深夜になることが予想されます。そこで、売り払い後の店舗や駐車場の配置、搬入経路、周辺道路整備、除雪体制、交通安全など、周辺住民への説明はどの段階で行われるのか聞きました。

(市の答弁)

『「コープさっぽろ」は、工事を来年中に行い、開業は令和7年夏頃とのこと。具体的な計画図はこれからだが、住民説明会を開き不安、要望を計画に反映したいと言っている。市としても生協と連携を図りながら課題を吸い上げ、解決しながら地域の皆さんに喜ばれるような施設になるよう最大限務めていきたい。』と答えました。

【6月議会の補正予算から

駅前地区整備事業で用地買収・・・132万円

駅前地区整備事業の場所で、元マッサージ店があった角地を市が買収します。

私はこの土地を買うことで、どのようなメリットがあるのか聞きました。

しかし、答弁は『一体的な整備を行う』と言うだけで具体的な内容ではありませんでした。10月末には実施設計の見直しが完成するので、しっかり質問をしていきます。

〈私の一般質問より〉

砂川市職員提案規程について】

砂川市には昭和39年に定められた職員提案規程があります。職員より積極的な改善意見を求め、士気の高揚を図り公共の利益増大と公務能率の向上を目指す目的なのですが、現在はどのように活用されているのか聞きました。

平成10年の提案を最後に実績が無いそうです。私は、今後の街づくりにとって若い職員の提案はとても大切だと思います。飯澤市長は『市役所は縦割りが強いと言われるが、これからは何か案件があれば担当部署ばかりではなく幅広く垣根を越えて相談できるような体制が必要だと思っています。』と答えました。早くやってほしいですネ。

【義務教育学校への通学手段について

(児童・生徒の徒歩による通学について)

市教委はこれまで徒歩による通学距離は小学生4㎞以内、中学生6㎞以内と説明してきています。小学校低学年の児童が冬期間4㎞の徒歩通学は無理だと思い質問しました。

市教委は『国の通学支援に関わる考え方において、豪雪地帯では小学生2㎞以上、中学生が3㎞以上としているため、この国の考え方を踏まえて適切な通学距離となるよう検討している』と答えています。

(スクールバスについて)

スクールバス

砂川市には中学校の統合と共に購入した3台のスクールバスがありますが、義務教育学校が開校になる令和8年4月には5つの小学校が統合されるので、さらにスクールバスが必要になると思い質問しました。

まだ確定はしていないようですが、令和7年にスクールバスを7台購入し、合計10台を想定しているそうです。また、通学以外の利用についても聞きましたが、あくまでも児童生徒の通学支援のためのバスであるとの答弁。

スクールバスは日中や夜間は車庫に眠っている状態なので、例えば、予約型乗合タクシーの利用できない時間帯や通学支援以外にも利用できると思います。1台2,000万円もするマイクロバスの有効活用をこれからも要請していきます。

〈私の一言〉

新しい議会になって質問・質疑を行う議員が増えました。良い傾向だと思います。

私たち議員が一般質問をすることで、市の政策、事業を広く深く市民の皆さんにお知らせできると思うからです。

私も変わらず頑張ります!