私の一般質問(令和6年3月)

1. 砂川市病院事業経営強化プラン(案)について

総務省は「公立病院経営強化の推進について」において、病院事業を設置する地方公共団体に対し、令和4年度又は令和5年度中に「公立病院経営強化プラン」を策定し、これを着実に実施するよう要請しました。

それを受けて、砂川市立病院は令和6年3月付で「砂川市病院事業 経営強化プラン(案)」を公表しましたので以下について伺います。

(1) 経営強化プラン(案)の収支計画によると令和7年度以降の入院収益は110億円を超えていますが、その積算根拠について

(2) 医師の働き方改革について

令和6年4月から法律の適用が開始され、医師の働き方改革が実施されます。経営強化プラン(案)に対応が書かれていますが、より具体的な説明と市立病院経営に及ぼす影響について伺います。

(3) 地域医療構想を踏まえた市立病院の役割について

経営強化プラン(案)には「市立病院の果たすべき医療機能は明確であり、その体制の充実を図る」と書かれています。

そのためには、砂川市立病院が中空知の「地域センター病院」として、北海道が平成28年3月に示した「中空知地域医療構想」に沿って、その役割をしっかり果たしていかなければならないと考えます。「中空知地域医療構想」の進捗状況を伺います。

(4) 地域包括ケアシステムの構築と市内開業医の減少について

経営強化プラン(案)には、「急性期医療を中心に提供する病院として、地域包括ケアシステムを構成する関係各機関との情報共有、連携については、今後ますます高齢化が進む中、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、これからも緊密に進めていく必要があります」と書かれています。

地域医療の連携は紹介、逆紹介を含む地域の「かかりつけ医」制度の充実が重要ですが、砂川市民にとって市内の開業医の減少が顕著であり、「かかりつけ医」を持ちづらい現状があります。経営強化プラン(案)では触れられていませんが、その現状と影響をどのように捉えているのか伺います。