消滅可能性自治体
本日は雨です。出張明けで雨降り、家で作業をするには最適な日。作業をした結果のあまり楽しくない報告です。
道新のトップにも掲載されましたが、経済界有志らでつくる民間組織「人口戦略会議」が報告書を発表しました。下の地図はその報告書を基にNHKが作ったもの。赤丸が砂川市で消滅可能性自治体の黄色です。(グレーは何を示すのか分かりません)
私は余計な報告書だと思うのですが、何が余計かと言えば「消滅市町村」と言われても、国の施策がある訳でもなく、特に地方の自治体は人口減少に歯止めをかけようといろいろな努力をしているのに歯止めがかからないからです。
と言いながら、どんな内容か知りたいので「人口戦略会議」の報告書を見てみました。今回の調査は
ーーーーー引用します
人口減少のスピードを考えると、若年女性人口が2010年から2040年までの30年間で50%以上のスピードで急減する地域では、70年後には2割に、100年後には1割程度にまで減っていくことになる。このような地域は、最終的には消滅する可能性が高いのではないか、と推測したものである。
ーーーーー
それで近隣を含め砂川市はどうなっているのかというと
報告書にあるエクセルの表を私がまとめました。上左の表は中空知5市5町の若年女性人口の減少率が高い順。そして、右の表は道央10市と言われる自治体グループのものです。(NHKと人口問題会議との色は一致していません)
やはり、旧産炭地の自治体の減少が厳しいです。道央10市で見ると滝川市はわずか0.4%差で消滅を免れました。
もうすでに圏域内の自治体で定住人口の取り合いをしている段階ではなく、「公立病院のあり方」のように各自治体がいかに特色を生かし、役割分担・連携を密にすること。この地域の人々が暮らしやすい方向性を考えていくしかないのではないかと思います。
なお、今回の「人口戦略会議・公表資料」にリンクしますので興味のある方はご覧ください。