砂川発電所及び流雪溝施設 現地調査 報告その3

朝方が寒いです。

今日も16日(木)に行われた「社会経済委員会、総務文教委員会 現地調査」の報告をします。今回で最終回です。

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砂川火力発電所で電気をつくるために活躍した石狩川の水の一部が冬期間、雪を解かす「流雪溝」に使われます。上の写真は流雪溝のポンプ室。

流雪溝略図

国道12号線沿いの市内中心街で活用されている流雪溝の略図です。上の図で「流雪溝略図」と書かれている下のポンプ室が上の写真で、その内部が下の写真。

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このポンプで圧を掛けて国道12号線沿いの「導水管」を通って、国道12号線と道々芦別砂川線の交差点近くにある「南5丁目分水槽」まで運ばれます。

流雪溝制御盤[3] PXL_20240516_0251204151

上の写真左は分水槽の操作機器、右は地中にある分水槽の蓋です。この分水槽から温排水は南北に分かれ、利用者は投雪口に雪を入れて排雪する仕組みです。

〈現地調査を終えて・・・〉

2027年3月末に砂川火力発電所が廃止になるのは決まっていますが、その後どうなるのかは全く分かっていない状態です。

火力発電所の廃止は市税の減収、人口の減少の加速、地域関連産業への影響、市内経済への影響など大変厳しい状況が予想されます。

今回の現地調査は火力発電所と流雪溝の「水の流れ」が中心でした。「水」の事だけを考えてもいろいろな疑問が湧いてきます。

  • 温排水があるから作った流雪溝だが、川の水で機能するのか
  • 火力発電のために石狩川の「水」が必要だったが、次は同じ量の水が必要なのか
  • 発電所の取水口を含めポンプなども劣化が進んでいるが、更新ができるのか
  • 発電所の「水」が停まった時、新たな「川の取水」は可能なのか

などなど、いろいろな事が頭を駆け巡りグチャグチャになってきました。これで現地視察の報告を終わります。

昨日は深川市に行って来ました。「旧・納内中学校のクラーク高校野球部」、「深川市役所新庁舎」、「子どもの居場所 生き生きスポット」を見てきました。また、報告します。