議会だより第62号(平成22年9月議会)
平成22年9月定例議会は13日から17日までの5日間開催され、一般質問は7人の議員が一問一答方式により行いました。
9月議会の報告
<菊谷市長引退表明>
菊谷市長は一般質問に答える形で、『3期12年が一つの区切りと考え、後進に道を譲り来年の市長選挙には立候補しない』と引退表明をしました。
<9月議会の報告>
・過疎債の適用について。病院の改築は継続事業なので、これまで通り過疎債(有利な借金)は適用になると考えていました。しかし、現在のところ確定していません。市立病院は新本館も完成し、当然、工事費の支払いも近づいている段階なので大変困った状況です。
市長は私の質問に答えて『これまで、何度も総務省と折衝をして、良い感触は掴んでいるが、確定にまで至っていない。今後も、早く確定できるよう努力をしていきたい』と話しました。
当面の対策としては、市立病院で支払いのため一時的に借入金をして支払いますが、その利息が最大800万円になる可能性もあって、早い過疎債の決定が望まれます。
・大雨による被害状況について。8月23日夜から24日未明にかけての大雨で、市内でも概算で3,215万円の被害があったと報告されました。そのうち道路、河川などの災害復旧に要する費用は約2,700万円で国からの補助がほとんどです。
・地域包括ケア推進事業について。砂川市も今後、超高齢社会の到来が予測されますが、福祉、介護を地域全体で支えようとする事業に対する予算(約400万円で全額国の補助)が付けられました。
内容はコーディネート事業の拡大、ガイドブック作成、NPO法人への支援など。
(第6期総合計画が提案されました)
平成23年から10年間、砂川市の方向性を決める、総合計画の基本構想が提案されました。めざす都市像は「安心して心豊に いきいき輝くまち」です。市民公募による「総合計画審議会」の答申を受けての計画ですから、議会としてもしっかり審議をしなければなりません。今議会で総括質疑が行われ、詳細は10月12日から4日間の日程で「総合計画審査特別委員会」が開催されます。
私の一般質問から
<スマートインターチェンジについて>
高速道路の無料化により、ハイウェイオアシスのスマートインターはより重要度を増していると思います。しかし、事態はあまり進展していません。
私の調査で国土交通省の担当課に砂川市から公式な要望が出ていないことが判明しました。市長は今後も要望を続けると答えていますが、遅々として進んでいません。
<既設病院の解体工事について>
総務文教委員会の報告によりますと、解体工事の一部は、現在、建築主体工事を請け負っている企業体が設計変更により行うとのことでしたので、質問をしました。
答弁では、10月に発注予定の解体工事は全体の14.4%であって、残りの部分は来年2月に発注予定である。
また、これまで新病院に関するいろいろな発注・入札の基本は、砂川市内に本店又は支店、若しくは営業所等を有することとしているので、この基本方針を今後の解体工事発注についても守ってほしいと話しました。市長は『そのように考えている』と答えました。
<道立砂川少年自然の家について>
道立子どもの国にあり、たくさんの青少年の宿泊、研修施設として利用されている「砂川少年自然の家」ですが、昭和50年に建設され、老朽化が目立っています。砂川ハイウェイオアシスからも近いことから、早期の改築が望まれます。
最近は、道議会でも見直し検討などの一般質問が行われたり、「少年自然の家」への視察も行われているようです。
財政状況が厳しい北海道は、単に老朽化を理由とした改築は難しい状況であると言っています。そんな中、砂川少年自然の家が廃止されるのではないかとの心配もあり、全市的な運動が必要なのではないかと思い、改築に対する市長の考えについて聞きました。
(答弁)
砂川少年自然の家は道内6ヵ所ある中でも、最も利用者数が多く、指定管理者の北海道子どもの国協会の取り組みにより年々利用者が増加している。
道教委では施設の配置場所や数、管理運営のあり方については、地域とも十分相談し、本年度中に一定の方向を出すと言っているので、広域的にも連携をとりながら今後も要望活動に取り組んで行きたい。
私からの一言
以前から噂話もありましたが、菊谷市長は今期限りで引退すると議会で話し、肩の荷も下りたのか楽になった様子も見られました。
しかし、病院改築費や医療機器の支払いに必要な50億円もの過疎債の確定もしていませんし、利用客減で苦しむゴルフ場の今後、菊谷市長が提案者である第6期総合計画など、重要な案件があります。
来年4月の任期いっぱいまで、任務の遂行に力を注いでほしいと思います。