おぐろ 弘 市議会だより「第83号」(平成27年12月議会)

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気温がプラスになって、おまけに雨が降ったため道路がグチャグチャになりました。車を運転するのも埋まりそうで大変です。

議会が終わると紙媒体の「おぐろ 弘 市議会だより」をつくります。今回で83号ですが、よく続けてきました。

<おぐろ 弘 市議会だより「第83号」>

12月定例議会は、12月7日から9日までの3日間開催されました。今議会は「飲酒運転撲滅に関する条例」の議員提案がとても話題になり、議場に道内のほとんどのテレビカメラが入るという大変な状況でした。一般質問は私を含め8人。また、傍聴された方は合計21名で、7日3人、8日7人、9日の一般質問の時は11名でした。傍聴される方々が少しずつですが増えています。

市役所庁舎は建替え!

市役所庁舎の建替えというとても重要な問題を一般質問で答えるという私には考えられない市長の「建替え表明」でした。最近の議会では、何回も『市役所庁舎を建替えて中心市街地の活性化に繋げるべき!』と話してきました。やっと、善岡市長も重い腰を上げて正式な表明をしました。

来年度の予算に基本構想を作るためのコンサルタント委託料を計上し、最短でも工事着工までに5年はかかるとされる多分、砂川市にとって最後の大型公共事業が動き出します。

市役所は市職員の事務室であってはなりません。民のに立つにするため皆さんも声をあげていただきたいと思います。

<12月議会で分かったこと>

☆防犯カメラ設置工事費・・・121万4千円

市内中心街に飲酒運転撲滅・防犯上の目的で4ヵ所に防犯カメラを設置するための購入費と工事費です。

☆北地区コミュニティーセンターの除雪機購入費・・・32万4千円

今年3月にセンターの除雪機が盗難にあったため新規に購入するものです。最近、海洋センターでも除雪機の盗難未遂事件がありました。

市民の皆さんも気を付けましょう!

☆学童保育所の移転・開設に要する経費・・・531万7千円

福祉センターの「中央学童」は中央小に、(旧)南保育所の「南学童」は砂川小と豊沼小に移転し、来年4月1日から開始されます。

保護者からは学校から学童保育所までのお迎えのタクシー代(約130万円/年)が必要なくなるので保育料を下げるよう要望が出されています。

答弁では、南学童保育所が2つの施設に分かれ、指導員などの人件費が増え、タクシー代との差し引きで120万円ほど経費増となるが、保育料は上げず、現状維持としたいとの話がありました。

☆JR砂川駅設備改善に要する経費・・・277万6千円

この予算は砂川駅にエレベーター、風除室の設置に向けて構内調査、課題の整理、乗降客の傾向・利用人数の調査を委託する費用です。

平成28年度は工法の検討に1年をかけ、実施の方向性が出れば、さらに1年かけて実施設計を行い、その後、工事着工とのスケジュールが示されました。

私は、せめて「風除室」はエレベーターと分離し、なるべく早く設置するように要求しました。札幌方面に向かう上り線ホームでは、利用者が冬期間、身を縮めて列車の到着を待っています。

<私の「一般質問」より>

【砂川SAスマートインターチェンジの有効活用について】

スマートインターが今年8月に開通しましたが、市内経済の活性化には至っていません。今後は、案内看板の設置や冬期間の利用増として歌志内市のかもい岳スキー場との連携を含めいろいろな提案をしましたが、なかなか理解されません・・・。

【スバコと地域おこし協力隊について】

まちなか集客施設「スバコ」は当初と違って市職員が中心ではなく、地域おこし協力隊に任せている現状です。

であれば、今後のスバコの運営を民間に委託し、自由な事業展開を行う。また、地域おこし協力隊も来年4月1日からスバコの運営のため、さらに2名任用するとの話を聞いて、もう少し自由に動けるよう「運営ボランティア」の提案もしましたが、こちらもなかなか理解が深まりませんでした。

【(旧)国家公務員宿舎の購入について】

石山団地そばにある昭和58年築の国家公務員宿舎の1棟4戸を1,500万円で購入し、2,800万円(概算)の改築費用をかけて公営賃貸住宅を作る話があります。

砂川市は土地開発公社の売れない土地を年間6,000万円も出して買い続けていますし、公営住宅も50戸空き家状態です。市長は「砂川市のアパートは滝川より平均1万円ほど高いので、滝川に住んでしまう」と言いますが、ならば単身者や子育て世代に家賃補助をするなどの施策を考えるべきです。

私からの一言

「飲酒運転撲滅に関する条例の制定」

6月6日に市内で起きた大きな事故以来、「飲酒運転の街」と言われるぐらい、いろいろな事が起きました。私も提案者となって条例づくりに関わり、12月7日に全会一致で可決、即日施行することができました。今後は、市民の皆さんのご理解、ご協力を頂いて、飲酒運転のニュースが市内からなくなり、もとの静かで暮らしやすい砂川に戻ることを願います。