おぐろ弘 市議会だより「第119号」(令和6年12月議会)

12月定例議会は9日から12日までの4日間開催され、一般質問をおこなった議員は8名でした。傍聴された方は9日1名、10日4名、11日5名、12日は8名で合計18名でした。インターネット中継も一日300回超えて視聴されていました。

〈市立病院の経営が危機的な状況!〉

12月定例議会は9日から12日までの4日間開催され、一般質問をおこなった議員は8名でした。傍聴された方は9日1名、10日4名、11日5名、12日は8名で合計18名でした。インターネット中継も一日300回超えて視聴されていました。

市立病院2

【病床数の削減】

今議会で入院患者数の減少が続いているため、効率的な運営を図る理由で病床数が削減されました。

一般病床が408床でしたが、321床に87床削減され、感染症病床4床、精神病床80床の合計405床になりました。私は『これまで病床数に応じて国から入っていた交付金が減るのではないか』と聞きましたが、そこは変わらないとの答弁がありました。

7階フロアーを使わないことで経費の削減と人員の効率化が図られるとのことですが、昭和59年には566床あった市立病院。寂しい話です。

【一時借入金の限度額を10億円から15億円へ】

一時借入金とは病院の現金が足りなくなって、銀行から一時的にお金を借りることですが、その限度額を10億円では足りなさそうなので15億円に増やす提案です。令和6年度の病院経営は入院患者が減少して、昨年度残っていた9億円の貯金も使い果たし、12月のボーナスを払うために一時的に借金をしなければやって行けないほどの危機的状況になっています。

私はあらゆる機会に人件費比率の高さや高額な医療機器の購入について注意を促してきましたが、心配が的中してしまいました。今後は信頼できるコンサルタントも入れて、しっかりとした「病院経営の再建計画」を立てていかなければ、病院職員や患者さんの不安ばかりが増えてしまうと話しました。病院事務局長は『すでに計画策定に着手しているし、コンサルタントも入れるつもり』と答弁しています。

質疑の最後に飯澤市長にも聞きますと、市長は『現在、キャッシュがどんどん減って危機的な状況は認識している。病院も一定程度の取組を進めていて、経営の利益を目指す方針である。来年3月にならないと実際どれ位の現金が不足するか見えないが、まずは病院本体で自助努力の中で赤字幅を最大限減らしてもらって、それでも足りない場合は開設者である砂川市としても相談があった際には何らかの手立てを考えなければならないと思っている』と答えました。 大丈夫か!砂川市立病院。

【私の一般質問より

〈子ども議会の開催について〉

子ども議会

全国的に、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられた2015年以来、子ども達が身近に感じることや住むまちの未来への思いなどを本会議場で質問し、理事者が答える「子ども議会」を開催する自治体が多くなっています。そこで、砂川市でも実施できないか聞きました。その答えは『研究します!』。

砂川市の場合、新しい事を質問しても「調査・研究・検討」がほとんどなので驚きはしませんが、もっと積極性が欲しいです。

〈地域医療構想のモデル推進区域指定について〉

中空知地域は平成28年に地域医療構想が北海道から示されました。急性期病床が多く、回復期病床が少ないので、公立病院が役割分担をしながら地域医療を守らなければならないのに、なかなか進みません。そこで国と北海道が窓口となり推進に乗り出してきます。

国や道が入って「中空知地域医療構想」の実現を後押しする「モデル推進区域」に指定されたものの、早く進むのかどうか聞きましたが、市町村合併と同じく難しそうです。

これまで何回も中空知地域医療構想調整会議で各市町長や病院事務局長などが中心になって話し合いが行われてきたのですが、結局は急性期病床を多く持つ滝川市と砂川市がどうするかで進んでいないのが現状です。

私は『滝川市が動かないなら、滝川市立病院に高度急性期、急性期を任せて、砂川市立病院は市民に密着した「市民病院」にした方が良いのではないか』と話しました。

中空知地域のために医師、看護師、スタッフを大勢雇って、高度な医療機器を買い、赤字が膨らんでいく今の状態でよいのでしょうか。おまけに市内の開業医は少ないため個人病院での待ち時間が長くなっています。また、市立病院も紹介状がなければ初診時選定療養費で7,700円(科によります)も取られます。何のための砂川市民の病院なのか分からなくなっている私です。そこで、私の考えについて病院事務局長に聞きました。

病院事務局長は『中空知に住む方々が命に係わる病気になった時、本来であれば札幌や旭川に行かなければならないものを砂川市立病院があることで救われた命も多くあると思っていて、砂川は今の役割を担うことだと考えています』と答えました。

難しい問題ですが、国や北海道の力を期待するしかないです。

私の一言

砂川市には多くの課題があります。「砂川駅のバリアフリー化」、「義務教育学校の開校」、『「すないる」が中心市街地の活性化を担えるのか』などなど。特に、市長が来年3月までには一定の方向性を見出すと今年度の施政方針で示した「北電火力発電所の跡地利用問題」、「流雪溝の維持問題」ですが、今のところ、議会に具体的な情報は何もないのが一番の気がかりです。

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