議会だより第64号(平成23年3月議会)
私の4期目最後の定例議会は、3月7日から15日までの8日間開催されました。一般質問は私を含め、わずか2人でした。また、8日間で延べ14人の方が傍聴され、今回は天使幼稚園のお母さん達も傍聴に来られていました。
市長・議長車の購入に反対
砂川市の市長が自由に使える「基金残高」は平成23年現在、18億5千万円になりました。平成16年当時、4市2町の合併協議がダメになって「自立の方策」が出され、基金残高の減少、財政収支状況の悪化で赤字再建団体の可能性も語られる中、徹底的な行財政改革が断行されました。市民サービスの廃止、削減、見直しが多くの分野で行われか結果、その頃の2倍の貯金ができたことになります。
今回、私が問題としたのは、公用車の購入です。3月議会は骨格予算と言いながら、市長・議長の共用車(3000cc、544万円の予算)、もう一台は議会、市役所の共用車(ワンボックスタイプのハイブリッド車 459万円)を予算計上しています。
市長は『何回かに渡る行財政改革の結果、財政的にも少しゆとりが出来て、公用車も買えるようになった』と答えましたが、市内経済は低迷を極め、倒産、廃業、閉店が相次いでいます。子育て世代は夫の給料だけではやれず、妻もパートなどの仕事をしながら、必死に子育てに奮戦しています。また、商店街は後継者不足が深刻で、生き残りをかけた商売が続き、また、建設業界は大幅な公共事業削減で苦しんでいます。そして、高齢者は少ない年金を頼りに毎日毎日つつましやかに暮らしているのが現状です。
第6期総合計画で「市民が主役のまちづくり」「市民とともに協働で目指すまちづくり」を前面に打ち出す以上、このような時は市民・議会・市役所が同じ高さの目線で話し合うことが最重要な課題だと考えます。そんな中、今回の1000万円に及ぶ、3ナンバーの高級乗用車2台の購入は市民の理解を得ることができないと思いました。
<修正案を出しましたが否決されました>
私は提案者となり、「市長・議長共用車」の購入費用分557万円を減額する「一般会計予算の修正案」を提出しましたが、賛成者は私を含め3名で否決されました。
また、「市長・議長の共用車」を買うお金があったら、他にやらなければならないことがたくさんあると考えて、一般会計予算案に反対しました。
しかし、残念ながら採決の結果、賛成多数で可決されています。
私の一般質問から
<市立病院 時間外玄関の車椅子対応について>
新病院の時間外玄関には階段があり、車椅子用のスロープがありません。時間外で来られた車椅子の患者さんへの対応を聞きました。
(答弁)
正面玄関には車椅子用の駐車場があり、そこから時間外玄関まで雨、雪等の対策として、屋根をつけた通路が設置されているのと、正面玄関にインターホンがあり守衛室と連絡が取れるようにしてある。また、時間外玄関に直接来られた場合は、守衛に声をかければ、救急車出口を利用して車椅子で入ることも可能である。
※正面玄関のインターホンは小さくて、時間外で来た時に利用できるような表示もされていません。まずは、時間外玄関の受付でもある守衛さんの対応を徹底してほしいと要望しました。
<新病院の外来待ち時間について>
昨年の12月議会でも同じことを質問しましたが、なかなか待ち時間の改善が行われていません。
待ち時間の長さで何が一番辛いかと言えば、いつ順番が来るか分からないため待合の席を離れることができない点だと思います。
病院としては、改善策があまり無いようなので、私から提案しました。
・外来受付の番号表示板に、受診時間の「遅れ」を表示する。
・病院内ディスプレイで「街の情報」などを提供する。
※私の調査によれば、特に待ち時間が長いと言われている「内科」の外来患者数は、前の病院の時と比較して減少傾向にあります。患者さんが多くなって待ち時間が長くなるのは理解できますが、減少していても改善できないとなると、根本的な見直しが必要なのではないかと思います。
※砂川市立病院は地域のセンター病院として、高度医療を担う役割を持っています。市民病院ではありますが、街のお医者さんや他の病院との連携を強くし、紹介状を持った患者さんは予約とみなすなど、新病院の特色をはっきり打ち出す方向性を小熊院長が先頭になって、市民の皆さんに発信することも重要だと思います。
私からの一言
「市長・議長共用車」の件ですが、なぜ、勇退する菊谷市長が購入するのか理解できません。誰になるか分かりませんが、新しい市長が誕生することは間違いなく、自分の乗る車をどうするのかは、新市長が自ら予算を提案し、市民に示し、新しい議会で審議すべきです。
今議会には、幼稚園就園奨励金の件で興味を持たれた若いお母さん達も傍聴されていました。市民生活の身近な政策を審議するのが議会ですが、4月の市議選の時には、皆さんの清き一票を大切に使って いただき、活発な議論が行われる議会になるよう願っています。