おぐろ 弘 市議会だより「第84号」(平成28年3月議会)

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この2~3日気温が+10℃をこえる日が続いています。ネコヤナギも緑になって来ました。山はまだまだ白一色ですが。

ちょっと今回は遅くなりましたが、議会が終わると紙媒体の「おぐろ 弘 市議会だより」をつくります。第84号をお読みください。

<おぐろ 弘 市議会だより「第84号」>

3月定例議会は、3月7日から17日までの11日間開催されました。一般質問は私を含め5人。また、傍聴された方は合計42名でした。本会議場での審議が8日間でしたので、一日平均は5.2人です。傍聴者数が多かったのは初日10名、一般質問の日の10名でした。

市役所庁舎建て替え 始動!

市役所庁舎の建替えが本格的に動き始めます。これまで、何回も一般質問で取り上げてきましたので「やっと」と言う感じです。

今回の予算は平成28年度と29年度の2年間を継続するもので、市役所庁舎建て替えに向けた「基本構想・基本計画策定支援業務委託料(1,375万円)」の内、28年度分234万円が計上されました。

業者選定は計画等を提案する「プロポーザル方式」が採用され、業者選定後に9月議会で条例による「庁舎建設審議会」を設立します。その後、「市民の代表」による新庁舎の建設候補地、施設規模や財源等、建て替えに向けた本格的な議論が始まります。

私も議会で質疑をしましたが、新庁舎建設が中心市街地の活性化に繋がるように願っています。

<3月議会で分かったこと>

☆幼稚園就園奨励補助金・・・2,141万6千円

 平成17年の行財政改革以来、周辺市町との格差がありましたが、やっと国の基準と合うようになります。この就園奨励補助については、平成23年10月に天使幼稚園の父母の会のお母さん達が市長室で陳情を行った時からの案件でしたが、やっと周辺市町と同じになります。

☆防災備蓄倉庫建設事業費・・・4,470万円

市内、北吉野の車両センターの敷地内に鉄骨造り平屋建ての備蓄倉庫が建設されます。これまで市内各地に分散して備蓄されていた防災備品が一ヵ所に備えられます。これで安心とは言えないので、私たち市民も災害に備えましょう!

☆公共事業費・・・10億9,439万1千円

昨年と比較すると4億円の減少になります。道路関係で約5億3千万円、建築関係で約2億3千万円が主たるものです。

☆病児・病後児保育に要する経費・・・2,290万円

市立病院の南館を直して保育室3室(内、1室は感染病専用)を4月着工、8月から運営を開始します。定員は3名で市内保育所(園)、市立病院保育所の子ども達が対象。

<私の「一般質問」より>

【市道東一線クランクの解消について】

私が聞いたのは、以前同じことを質問した時、灌漑溝の国の工事が終了した後に工事に着工すると聞いていました。国の灌漑溝の工事が着手している状況にないので、本当に来年に迫っている平成29年からのクランク解消工事の着手が出来るのか確認したかったからです。

答弁は予定通りと言うことでホッとしています。仮に灌漑溝の工事が遅れたとしても、クランクを解消してS字カーブにする工事は行われますので、一安心です。

工事の詳細ですが、平成29年度から調査測量、次の年は実施設計、その後、本格的な工事となるようで、前倒しは出来ないかと聞きましたが、国の補助金の関係もありちょっと無理なようです。

【中心市街地の活性化について】

中心市街地の活性化を、今後どの様に考えていくのかを聞きました。平成19年から策定した「中心市街地活性化基本計画」では「賑わいの創出」、「商店街の活性化」を基本目標に定めましたが、現状はなかなかそうはなっていません。

私は駅東部開発から市立病院の建て替えまで、一貫して「歩いて暮らせる街づくり」というコンセプトがあって街づくりが進めて来られたと思っています。特に駅を中心とした中心市街地のど真ん中の空洞化が激しいと感じていますので、常に中心市街地を意識していなければならないと思います。

今年は「中心市街地活性化協議会」も発展的に解消されることもあって施政方針からも予算書からも「中心市街地の活性化」の言葉が消えることに不安を感じます。

市長は市役所庁舎の建替えを表明しました。市役所庁舎の建替えを中心市街地「再生」の起爆剤とすることも考えられますので、これからもしつこく話して行こうと思っています。

【有料老人ホーム「ねんりん館」の移転について】

64人定員でバスターミナルの「エヌタワービル」の中にある「ねんりん館」が移転するとの話がありますので確認しました。ビルの契約が今年8月末までということで、ねんりん館は今後市有地である北光団地用地を有償で市から借りて新築するとのことです。

私からの一言

「砂川高校の出願者 大幅減のこと」

今議会でも多くの議員が砂川高校の出願者が大幅に減少したことを質問しています。現在、3クラスを維持していますが、80人を割って2クラスになるのは避けなければなりません。

私も、部活の活性化や新入生の7割が市外から来る現状を思うと通学交通費の一部助成なども検討しなければならないのではと提案しました。若者の元気は街の元気にも繋がります。