大雨による被害への警戒はますます必要です。

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本日、午後9時20分にエリアメールが届きました。土砂災害の危険から宮城の沢地区の15世帯23人の方々に避難勧告が出ています。市のHPによると避難勧告は解除されていませんので、これからも続くものと思います。宮城の沢のがけ崩れの状況は「地域おこし協力隊のFB」にUPされています。

本日は社会経済委員会が午前10時より、議会運営委員会は午後2時から開催されました。議運では副市長から今日までの被害の概要が報告されています。

市内各所で避難勧告、道路の通行止め、家屋の床上浸水(4件)、床下浸水(31件)が確認、農業被害も浸水や冠水が多く出でいます。

本日の朝刊で心配されていた道々文砂線の土砂崩れで車が巻き添えになっている可能性については無かったと報告されました。

<砂川遊水地(オアシスパーク)の状況>

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上の写真は本日、午後5時前です。昨日は水没していた石狩川の河川敷にあるパークゴルフ場ですが、すっかり水が引いているのが分かります。

しかし、昨日は通常ではオアシスパークとして市民に親しまれている「砂川遊水地」の越流提から石狩川の水が越流したとの報告もありました。(多くの量にならずに済んだようですが)

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上の写真は今日の午後5時過ぎの越流提を写したもので、すっかり水は引いています。

そもそも、砂川遊水地は洪水時に本流の水を溜めることによって地域の被害を少なくする国の施設です。そして、その仕組みは下左のイラストのようになっています。

砂川遊水地の仕組み 21日11:13石狩川水位

石狩川の水が越流提を超える水位は21m65cmとなっていますが、川の防災情報の21日午前11時の状況を振り返ってみると最大で22m03cmだったことが分かります。

砂川遊水地が建設されてから21年経過しますが、これまで一度も越流提を越えたことがなかったそうで、いかに今回の大雨が激しいものだったのかが分かります。

<今後の最大の注意が必要です。>

砂川市で20日午前4時から降り始めた雨は21日午前1時まで136mmになっています。今後、本州各地に被害をもたらしている台風9号が明日の朝、北海道に上陸する予報が出されています。

また、東北、北海道では多い所で今後200mmの大雨も予想されています。これまでの雨で各所たっぷりと水分を含んでいますので、これからも最大の警戒が必要です。市の災害情報をしっかり聞いて、備えるようにしましょう。