市議会だより第74号(平成25年9月議会)
9月定例議会は、9月9日から11日までの3日間開催されました。一般質問は私を含め、6人。今議会には、9日は1名、10日5名、11日3名で合計9名の傍聴がありました。
砂川市の財政は厳しいの?!
9月議会では「平成24年度の一般会計など決算」に対する質疑を行いました。
今議会でも『財政が大変』、『厳しい財政状況の中なので・・・』との言葉が何回もでてきました。市の職員もよく使う言葉です。また、市民の皆さんとお話をしている時も『市もお金が無いのだから仕方がないよネ』とよく耳にします。
『本当にそうなのだろうか?』と、私なりにいろいろ調査をして質問をしました。現在、砂川市は借金の返済も順調に進み、自治体の健全化を表す指標も改善して来ています。
下の表は市の自由に使える貯金(基金)の内、代表的な「財政調整基金」の推移です。
<財政調整基金の推移 (千万円以下は四捨五入)>
| 平成20年度 | 平成21年度 | 平成22年度 | 平成23年度 | 平成24年度 |
| 5.8億円 | 8.8億円 | 14.6億円 | 16.4億円 | 18.8億円 |
その他に自由に使える貯金には「減債基金」「まちづくり事業基金」がありますが、平成24年度の合計は約21億円になります。
<一般会計の収支差引き残額の推移>
| 平成20年度 | 平成21年度 | 平成22年度 | 平成23年度 | 平成24年度 | |
| 差引残額 | 2.5億円 | 2.2億円 | 2.5億円 | 4.1億円 | 2.7億円 |
上の差引残額はそれぞれその年度の黒字額を示しています。仮に黒字額を1億円としても、残りの1億円は自由に使えるお金になります。そろそろ違う意識を入れたほうが良いのではないかと思うのです。
市長は答弁で『基金残高は30億円が必要』と話しました。私も無駄な公共事業をやれと言うつもりはありません。しかし、待機者が多い「福寿園」の増床、地震・水害時の災害対策本部も設置できないほど古くなった市庁舎の建替え、高齢者福祉住宅などなど、必要な公共事業はまだまだあります。
健全なる財政も見ながら、税金の有効な使い方を議論する必要があります。
<私の一般質問より>
【市立病院の運営形態の変更について】
現在、市立病院は地方公営企業法の一部適用になっています。それを「全部適用」に変更する方向性が示されましたので質問をしました。
全部適用になると、これまで砂川市長が持っていた病院運営の権限の多くが病院事業管理者に移ることになります。
病院形態の移行による患者さんへの影響は全くないと答弁がありましたが、これまで、新病院建設に携わってこられた院長も医師としての定年を平成27年3月に控えています。私は是非、事業管理者(市長が任命する任期4年の特別職)には院長になってほしいと言いました。
任命権者である市長にその思いを聞きましたが、市長はさすがに答えませんでした。
病院の経営形態の変更に必要な議案などは12月議会に提案され、移行の時期は平成26年4月1日になります。
【災害時要援護者支援制度について】
今年2月に発足した制度ですが、これまで申請した方は39名にとどまっています。私は制度が申請(手挙げ方式)によるためだと思い、もう少しスピード感のある施策が必要だと考えていました。
質問・答弁の中で分かったことですが、国の方が一歩先んじて今年6月に「災害対策基本法の改正」を行い、「避難行動要支援者名簿の作成」を市町村長に義務付けています。
また、取組み指針では、市町村担当部局が要支援者に同意を得る際、本人への郵送や戸別訪問などの直接的な働きかけを求めていますので、今後、名簿の作成は急速に進むものと思われます。
情報の提供は後にしても、まず要支援者名簿が作成されれば、この名簿にない援護が必要な人々(妊婦や幼児の多い世帯など)への対応も早まると思います。
私からの一言
9月議会では、9名の方が傍聴されましたが、毎回、毎日、傍聴されている熱心な方がいらっしゃいますので、実質7名です。
私は、たまに他議会に傍聴に行くことがありますが、一般質問の時はかなりたくさん傍聴されているのを拝見しています。
滝川市では、6月議会からインターネットによる本会議場での審議の様子を中継したり、後日、録画でも見られるように配信し始めました。
緊張感ある議会を目指すためにも、あまり経費が掛からないインターネット中継始めたら良いと思います。
答弁者にとっても刺激になると思うのですが・・・。市長!予算付けましょう。