おぐろ 弘 市議会だより「第88号」(平成29年3月)

3月定例議会は、3月6日から16日までの11日間開催されました。一般質問は私を含め5人でした。傍聴された方は合計で26名。一番多かったのは13日の総括質疑の時で8名。また、今議会は予算審査特別委員会にも3日間で8名の方が傍聴されました。

【「福寿園(特別養護老人ホーム)」が増床されます】

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左の写真は特別養護老人ホーム「福寿園(定員100名)」のすぐ隣に地域密着型特別養護老人ホームが新設される建設場所です。

新設される特別養護老人ホームは入所定員が28名の小規模な施設で、一室4名が7室できます。原則的に砂川市に居住する人しか入所できません。

今年の4月から工事着工し、来年4月1日に入居可能になりますが、これまでの個室型より利用料が安くなります。福寿園の待機者は50名(市内35名)なので、増床により待機状況がかなり改善されることになります。

〈3月議会で分かったこと〉

☆市営野球場の大型改修・・・4億9,800万円

野球場は隣接する民地を買収して公認野球規則の規格まで拡張します。また、内外野の改修、バックスクリーン・スコアボード改修、ダッグアウト改築などなど大型事業となります。今回の大型改修事業は市内業者に発注するとのことなので苦渋の賛成でした。

☆がん対策推進のためピロリ菌検査、除菌費用・・・64万3千円

中学2,3年生を対象に保護者の了解のもと尿を調べ、ピロリ菌検査を行い、陽性の場合呼気再検査、さらに陽性の場合は除菌。ここまでの費用を砂川市が助成する事業です。

☆JR砂川駅設備改善事業に要する経費・・・6万円

これまでの計画で今年には実施設計が予定されていましたが、現状はエレベーター設置の技術的目途がついた段階。風除室の設置と合わせ、一日でも早い実現が望まれます。

〈私の一般質問より〉

【受動喫煙防止対策について】

受動喫煙については、健康に悪影響を与えることが科学的に明らかにされています。また、砂川市でも4月から施行される「がん対策推進条例」で受動喫煙の防止対策の推進が盛り込まれています。しかし、砂川市役所はといえば、依然として庁舎内での分煙の状態です。

そのような中、市民部では4月1日実施を目指して、所管する公共施設、例えば南、北、東コミュニティセンター、老人憩の家を建物内禁煙にしようとしていますので、市民の協力を得るためにも市役所を建物内全面禁煙にするべきだと質問しました。

市内の公共施設の現状を調べたのですが、市立病院、小中学校、ふれあいセンターは敷地内禁煙。昨年の12月議会でがん対策推進条例が可決されて12月末に「公民館」も建物内禁煙になっています。

市長は市民部の動きを知らなかったと言っています。だとすると違った問題はありますが・・・。市長の最終的な答弁は『国の法律が決まるまでは、市役所内は分煙で行きたい』でした。

【市営住宅でDIYについて】

砂川市内の市営住宅はもっとも古い寺町団地が昭和51年建築。次は東町団地で、両方とも5階建てなのにエレベーターもありません。築40年以上も経っていますから、外壁や屋根を改修しても部屋の古さはどうしようもありません。まさに昭和のレトロ感漂う、無理矢理3DKにした造りです。したがって、空き家も多くなっているので質問しました。

DIYとは入居者による模様替えや一定のリフォームを自由に認めることです。今の公営住宅では「現状復帰」が大前提になっていますので、仮にリフォームをしても元に戻さなければならないか、市が元に戻す費用を入居者が負担しなければなりません。

私は一戸でもよいので「DIY住宅」をやったら新聞で紹介もしてくれるだろうし、若い人たちが楽しんで砂川に住んでくれそうな気がするのです。

答弁は『今後の検討』でした。議員も私のようにベテランになると、「検討」は「やらない」と同意語で、残念ですネ~。これをやっても初期費用は何も掛からないのですが・・・。

【北5丁目跨線橋の修繕について】

場所は村山医院の北側、JRの線路を跨ぐ中央小学校の通学路にもなっているところです。平成2年に作られ経年劣化でかなりひどいです。答弁は今年市内全部の橋梁を点検するのでその後、どうするのか検討するとのこと。私はドアーだけでも至急修繕をしてほしいと話しました。この部分は『近いうちに修繕する』とのことでした。

私からの一言

早いもので、無投票当選した6期目も2年が過ぎました。砂川市議会は折り返しで委員会構成が変わります。私は引き続き、議会の要の議会運営委員会の委員長を務めます。また、社会経済委員として議員活動を活発に続けて参ります。