おぐろ 弘 市議会だより「第89号」(平成29年6月)
6月定例議会は、6月12日から14日までの3日間開催されました。一般質問は私を含め6人でした。傍聴された方は合計で9名。12日の一般質問の時で4名。また、13日の一般質問でも5名が傍聴されました。
「6月定例議会の一般会計より」
★商業街路灯無電柱化工事費補助金…260万7千円
上の写真は砂川市ではありませんが、今年度から国道12号線沿いの商店街(720m)の電線を地下に埋め、無電柱化する工事が始まります。完成年度ははっきりせず、最長で10年かかるとも言われています。商店街が設置する街路灯の引き込み線を地中化するため商店会の負担する費用を市が全額補助するものです。
★北5丁目跨線橋防犯カメラ設置工事費…58万円
私が3月議会の一般質問で取り上げた、中央小の通学路になっている「跨線橋」ですが、防犯カメラが設置されます。そしてドアーの修理も行なわれ、今後は舗装の修繕も順次、行われる予定です。
★庁舎建設検討に要する費用…739万8千円
新庁舎の建設用地は公民館駐車場に決定したことから、測量や道路状況などの調査を行う費用です。
★若草公園災害復旧事業費…3,892万4千円
昨年8月の大雨により土砂崩れが起きた公園を直すための費用です。
<私の一般質問より>
【協働のまちづくりについて】
善岡市政になったのが平成23年です。その直後、「まちづくり協働課」が作られ、
市民との協働が強まると思いました。しかし、その後、まちづくり協働課は廃止され、市長公室課の協働推進係になったのです。
私は、平成26年12月議会でも同じ内容で一般質問を行いましたが、その時と比べて協働のまちづくりは市民に浸透し、協働意識は向上されているかと聞きました。
答えた総務部長は『さまざまな機会を通じて、毎年コツコツと成果を上げている』と話しましたので、第6期総合計画の「成果を測る指標」の「中間実績値」を示しました。
指 標 名 | 現状値(H21年) | 中間実績値(H27年) |
まちづくりに市民の意見が | 16.9% | 15.1% |
反映されていると思う市民の割合 | ||
市が市民に対して行う情報提供が | 31.8% | 31.1% |
十分であると思う市民の割合 | ||
市が市民の意見を聴く機会が | 15.8% | 14.7% |
十分であると思う市民の割合 | ||
町内会加入率 | 76.9% | 74.9% |
地域活動に参加している、または、 | 84.8% | 74.9% |
参加しても良いと考えている市民の割合 |
ご覧のように、すべての数値で平成21年時点での現状値より落ちています。
これまで市長も年に1~2回は各種団体との「まちづくり懇談会」を開き、担当課は「市民活動等入門講座」を開催、多くの市民の皆さんが参加して提言やアイデアを述べられてきました。しかし、私からすると「聞くだけだった・・・」ような気がします。
時間を割いて「まちづくり」のための提言をしたり、意見やアイデアを聞かれたら、その結果がどうなったのか知りたいと思うのは当然です。
今後は、市役所新庁舎建設が本格化しますし、中心市街地の賑わい創出も待っています。より充実した「協働のまちづくり」を期待します。
【砂川警察署の再編統合について】
北海道警察は砂川警察署を滝川署と統合させる再編・統合案を平成27年6月に示しました。砂川市はその案を白紙撤回させようと市内町内会を通じて署名活動を行い、市内の署名数は12,565人となりましたが、その後、砂川市は統合案の白紙撤回を断念。
昨年11月15日号の「広報すながわ」で、その経過を掲載。また、11月25日付けで町内会に同じ内容の物を回覧しましたが、その後、何の情報もありません。
道警は砂川警察署を分庁舎として新築し、滝川警察署より1年早く運用開始を約束しているはずなのに、確証するべく書面がある訳でもなく、道の関連予算が付いたわけでもなく、場所すら決定していません。
少なくとも、多くの市民の皆さんの協力で、たくさんの署名が集まったのですから、状況の中間報告ぐらいはしなければならないのではないかと話しました。