議会だより第53号(2008年6月議会)

平成20年6月定例議会は9日から11日までの3日間開催され、傍聴に来られた方は延べ14名になりました。定例議会では、あまり経験がない短い日程でした。今回は6人の議員が一般質問を行いましたが、質問する議員が固定化しています。

5月臨時議会の報告

<反対しましたが、市民税と国保税が年金天引きになります>

5月21日に臨時議会が開かれ、国の法律が変わったことにより市の税条例を改定する審議が行われました。

その内容は、65歳以上の方々の市民税と65歳~74歳の皆さんの国民健康保険税を年金から天引き(特別徴収)するものです。

私は反対しました。私達には納税の義務があるからと言って、年金から強制的に天引きすることは間違っていると考えたからです。

ただ反対するのではなく、年金からの天引きをしないで、これまで通りとする「修正案」を提出しました。しかし、残念ながら「修正案」は否決され、税条例の改定は賛成9人、反対4人で可決されました。

その結果、国民健康保険税の年金からの天引きは今年の10月から、市民税は来年の10月から行われます。

<6月議会で決まったこと>

― 文化財保護条例が制定されました。―

(私の質問)
過去にも、何回か議論が行われてきた文化財保護条例ですが、これまでは制定に至りませんでした。もっと早く制定していれば、かつて砂川市を支えた東洋高圧の迎賓館や農協の再開発事業で取り壊された煉瓦造りの倉庫など、貴重な文化財を失わなくて済んだのではないかと思います。

なぜ今、文化財保護条例の制定なのかを聞きました。

(市長の答弁)
市長は、「これまで文化財保護条例が無かったために貴重な物を失ってきた。砂川市の市制50周年を機会に制定したい。文化財保護に必要な予算措置は考えている」と答えました。

私の一般質問より

<南1丁目線(JRガード)拡幅工事について>

(質問 1)
工事の概要が公表されました。それによると南1丁目線整備工事延長は約200m、総体の整備事業費は約40億円となり、1m当り2千万円の大工事です。これまでは、およそ30億円と言われてきましたが、40億円となった内訳を聞きました。

(答え)

道路工事費:約 3.9億円
JRガード工事費: 約 24.1億円
橋梁工事費:約 2.2億円
上下水道管移設工事費:約  1.1億円
河川切替え工事費:約 3.2億円
その他移転補償等:約  5.4億円

(質問 2)
パンケ歌志内川に架かる鉄道橋まで、現在のJRガードから20mほどしか離れていません。もし、ガード拡幅工事の影響で鉄道橋に不具合が生じた場合、砂川市が修復しなければならないのか聞きました。

(答え)
鉄道橋に問題が発生した場合は、砂川市とJR北海道で協議を行い、費用負担を決めてから工事をする。

(質問 3)
現在のガードはとても古くなっています。今後、経年劣化や列車通過によるダメージで通行が危険となった場合、補強に対する責任は砂川市にあるのかJRにあるのか聞きました。

(答え)
JRガード本体はJR北海道の責任。

(私の意見)
南1丁目線整備工事は、調査・測量の結果10億円もの増額が必要となりました。また、砂川市立病院建替え事業は二度も入札中止となっています。特に、今回の入札中止は、入札参加者の相次ぐ辞退が原因でした。このままでは予定価格の引き上げが必要な状況です。

このように財政が非常に厳しい砂川市では、「事業の優先順位」をどのように考えて行くのかが大切です。私は、『南1丁目線拡幅事業については、病院建替えの借金返済の見通しが立つまで延期をするべきである』と話しました。

市長は『一般の道路整備と補助率で10%の差がある地方道路整備臨時交付金事業(道路特定財源)がどうなって行くのか国の動向を含め推移を見守りたい。また、平成23年から始まる「第6期総合計画」との関係も含め、もう少し様子を見たい』と答えました。
私からの一言

今、砂川市は大切な選択の時を迎えています。

南1丁目線拡幅事業費は40億円と積算され、市立病院建替え工事は二度も入札が中止になり着工が遅れています。

しかし、これらの大きな問題を6月議会で取り上げたのは私一人でした。

市民の皆さん、議会に関心を持ってください。