議員のなり手不足?!
8月15日付けの北海道新聞に「全道議長調査」が行われ、全道179市町村の議会の議長に調査を行ったという記事が掲載されていました。
上の左の写真は一面トップの記事で、右の写真は記事中のグラフを別にコピーしたものです。
記事には2割の市町村議長が「総会」への移行を検討するかもしれないと答えたそうです。
さらに3面にはもっと大きな関連記事が掲載され、「議会存続 募る危機感」との見出しが躍っていました。
その3面では、アンケートの結果をまとめた表がありまして、その一つが下の物です。
そもそも論なのですが、地方自治法の第6章に「議会」とあり、その第89条に「普通地方公共団体に議会を置く」と義務付けられています。
但し、第94条に「町村は条例で、第89条の規定にかかわらず、議会を置かず選挙権を有する者の総会を設けることができる」と町村に限って、今話題の「町村総会」の設置を認めているのです。
つまり、都道府県や「市」には議会を置かなければなせないので、「市」を「町村」にしない限りあり得ない設問であります。
〈確かに議員のなり手は不足しているかも・・・〉
同じ記事中、別の表が上の写真です。議員のなり手がいない理由を答えたものです。
第1位は「別の仕事と両立できない」です。これは表現に少々誤りがあるのではないかと思います。私は自営業ですし、会社員が議員になっている場合もありますし、商店主が議員の場合もあります。
また、両立出来ないと思う理由を勝手に想像すれば、議員としての拘束時間と別の仕事とのことだと思います。
砂川市議会の私の場合では、平成28年度現在で、定例会・臨時会で本会議場の開会時間は65時間37分。総務文教委員会は45時間20分。予算・決算・議会改革特別委員会で58時間22分。私は議会運営委員ですのでプラス18時間18分の合計187時間97分となります。この時間が別の仕事と両立できないかどうかは別の仕事の内容や議員の仕事を上記の拘束時間だけと捉えるかで違ってきますよネ。
もちろん、議員の仕事はここだけではないと私は思っていて、質問・質疑をする場合はかなりの時間をかけて調査などをしています。また、定例会終了後に自分の「議会だより」を作ったり、配ったり、相談や陳情を受けたり、各行事に参加したり・・・。議員の立場としてやる事は限りなくあります。ただ、やるかやらないかは、各議員の考え方ひとつ。
次の理由は「報酬が少ない」ですが、どこに比べて少ないと考えるかですネ。砂川市議会議員については、月額318,000円と4.2ヵ月分の期末手当(平成28年度現在)、年収にすると約535万4千円になります。もちろん、政令市や都道府県議員になれば、その何倍もの報酬です。
確かに町村議員の報酬については砂川市より低い場合が多いですが・・・。他の議員の報酬については「全国・全地域の議員報酬例規番付」なるサイトがありますので参考になります。
砂川に関して言えば、そんなに低い報酬と言ったら、市民の皆さんに怒られそうです。
上の写真は同じ記事中の表ですが、難しい質問に議長さん達が答えられています。「議会の魅力」って何でしょう?
議会とは、二元代表制の一翼を担うところであって、選挙で選ばれる市長の予算編成、施策などについて、選挙で選ばれた議員がチェックをしたり提言をしたり、長と対等な立場で牽制し合って、街の発展、活性化に寄与すべき機関であると考えます。
時には職員に苦言を呈したり、嫌われるようなこともあるかもしれないですが、自分の想いが通じてやりたいことが実現できるかもしれないのです。しかし、議会での審議は、行政言葉に慣れなかったり、予算書の読み方が難しかったり、条例、規則で動いている行政なので、その調査に難儀したりいろいろな苦労は外で見るよりたくさんあります。
したがって、本会議場や委員会室での議論そのものは聞いていてもそんなに面白いところでも無いですし、地味で辛抱強い議論が必要になります。そんな議会の魅力を向上させるってのは難しいですネ~。
しかし、議会は絶対必要ですし、無くてはならない機関です。
最近よく市民の皆さんから言われることがあります。「議会が何をしているのか分からない」、「前回、選挙が無かったためか議員さんとの距離が離れているような気がする」など。
今、砂川市議会では平成27年6月から「議会改革特別委員会」が毎月1回のペースで開かれています。検討事項は「市民に開かれた議会」、「議会の活性化に向けた取り組み」、「議員定数」についてです。
これまで特別委員会でかなりの議論を積み重ねて来ました。開かれた議会の取組として「議会報告会」の開催が決定しました。
11月6日(月)は北地区コミュニティセンター、11月7日が南地区コミュニティセンター、11月8日は地域交流センター「ゆう」でいずれも午後6時30分から午後8時30分までで、議員全員が参加する予定です。
一回目は議会そのものが何なのか、「市議会の状況」、「委員会の活動状況」、「議会の仕組み」を市民の皆さんに報告し、質問をお受けします。その後、懇談・意見交換を行いますので、お近くの会場で参加いただければ思います。