小中学校適正配置説明会(豊沼小学校)
昨晩、午後6時から「砂川市小中学校適正規模・適正配置説明会」が豊沼小学校(児童数83名)で開催されました。
昨晩の参加者は13名(内教職員2名)。今回も同じように午後6時20分ごろから始まった質疑応答について、私のメモをもとに質問順で箇条書きにします。
- 特色ある学校づくりについて、砂川は魅力のある街だが、他市の中学校を受験する人もいる。特色ある砂川ならではの教育をどうつくるのか?の質問に対して、今年度からコミュニティスクール(※)を砂川中、砂川小をモデル校として行っている。令和3年以降は7校で行う予定であり、統合してもコミュニティスクールで市内全体(地域)で協議する中で、地域が学校とどう関わるのか、統合までに進めていきたい。
※コミュニティスクールとは「学校運営協議会」のある学校のことで、私のHP「コミュニティスクール説明会」に少し詳しく書いています。
- 学童保育はどうなるのか?に対して、学童保育は福祉サイドですが、仮の話として現在は5ヵ所の学童保育の内4ヵ所は学校施設で行っている。統合後について、学童保育を統合校舎か近くで行うのか、今の時点では市教委はつかめていない。福祉サイドと調整をしたい。
- スクールバスの利用は4km以上の条件だが、豊沼小は児童数も少なく一緒に下校する子が少ない。4kmぎりぎりの場合は、また、不審者情報もあるので登下校の不安が軽減されるようお願いしたい。に対して、教育長は石山中校区はスクールバスの利用。したがって空知太小、北光小の児童もバスの利用となるが、豊沼小と中央小の一部もスクールバスを利用することとなる。
- 特別支援教育に力を入れると書いてあるが具体的に聞きたい。に対して、基本計画では中学校における通級指導教室のことを言っている。現在、中学校には通級がないが、ある程度の利用する人数がいないと教師が配置できないので、統合によって特別支援も含めて全体的に掘り下げて対応したいと思っている。
- 市内1校の義務教育学校でいじめが起こった場合、逃げ道が無くなってしまうのではないか?に対して、いじめは統合しようがしまいが、しっかり対応したい。小さな学校でもクラス替えができなければ同じ心配があるのでクラス替えができる規模を望む声が多くある。
- 砂川市でも不登校の児童・生徒はいる。今後は適応指導教室(※)を検討したい。
※適応指導教室は教育委員会が不登校の小中学生向けに通える教育施設として設置する教室。
- 街灯が少ないので増やしてほしい。に対して、コミュニティスクールで下校の見守りをするなども対応の一つではないかと思う。と答えています。
豊沼小では午後7時を少し過ぎる質疑応答でした。
これまでの説明会を聞いていてもいろいろな課題が出てきています。参加者は各会場とも少ないですが、統合が近づけばさらに課題が膨らむ可能性もあります。砂川市の義務教育の在り方ですから、たくさん議論をして最善の結論を導き出したいですね。
ところで、要望にも出ていたのですが、午後6時までに豊沼小に行くため砂川中の前を通りました。午後5時45分ごろ、中学生が自転車や徒歩でたくさん下校していました。
砂川中の前はまだ大型店舗もあって明るいのですが、豊小に向かうにしたがってだんだん暗くなります。この地域ばかりではなく、この時期では真っ暗な中、下校する児童・生徒がたくさんいることを考えなければならないと実感しました。